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TOPトピックス2022年コロナ後を踏まえた、新入社員教育・新入社員研修のあり方3つのポイント!

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2022.01.09

マネジメントコラム

2022年コロナ後を踏まえた、新入社員教育・新入社員研修のあり方3つのポイント!

2022年もはじまり、新入社員の受け入れについて本格的に考える企業も多いのではないでしょうか?

サービス業においてはコロナウィルスの影響で縮小した人員体制から、

アフターコロナを見据えて、新入社員の採用を通年より多く採用することに踏み切った企業も

多いような実感をしています。

 

しかし、それはあくまでも採用の話し。

まずは、これから入社する新入社員がすぐに辞めずにすくすく育ち、戦力化し、会社に貢献するまでは、

安心することはできません。

 

一方で、私も新入社員研修の講師として招かれるケースも多いのですが、

これまでの新入社員研修の多くは、

・社会人としての心得

・所作、お辞儀の仕方、名刺交換

・正しい言葉遣い

といった、社会人として礼節をわきまえた礼儀の習得といった内容の研修がメインとなっています。

 

もちろん、これはこれで大切なのですが、それだけでは私は片手落ちであると考えます。

 

大切なのは、学生から社会人になるということは、これまで学生として親や先生から、

様々なものを「与えられてきた」人生から、

顧客、会社、社会に対して貢献をする、つまり「与える」人生に変わるということ。

この事がしっかりと新入社員研修に落とし込まれていなければいけません。

 

そして、今年入社の新入社員の皆さんは、この2年間、コロナで殆ど学校に行っていません。

従って、本来、学生時に培うべき、

・学生時代に出会う友人との友情や絆を育むこと

・人と人とのつながりやコミュニケーション

・アルバイトを通じての社会経験

などが圧倒的に不足しています。

 

従って、その状況を加味しないで、杓子定規な通例の新入社員研修では、

新入社員が、配属後に様々な弊害や壁にぶつかるのは目に見えています。

 

それでは、どのような新入社員研修を実施すべきなのでしょうか?

 

ポイントは大きく分けて3つあります。

 

1.仕事の目的を明確にする

まずひとつ目は、「何の為に、自分はこの仕事をするのか?」という事を明確にするという事です。

それは、採用面接の「志望動機」を聞いているから明確になっていると考える人事担当者もいると思いますが、

それはあくまでも、採用を希望する学生の想いでしかありません。

会社サイドから「この仕事の意味・意義」をしっかり伝えた上で、

新入社員に再度考えさせるというプロセスが重要です。

よく、会社概要や沿革を説明して、その気になっている企業も多いのですが、

そうではなく、この会社の先輩である自分達が「どんな想いでこの仕事をしているのか」を

熱く伝えることが重要なのです。

 

その多くの場合が企業理念に、その企業の目的が明文化されています。

従って、企業理念についての説明はもちろん、説明だけでなく、

本人たちにそれについて考えてもらう時間を設けることも有効です。

 

いずれにしても、自分が選んだこの会社に新入社員のスタート時に、

「誇り」や「やりがい」を感じられるかどうかが、

新入社員のその後の「成長」や「やる気」に大きな影響を与えます。

 

2.社会人として必要な「思考」と「行動」を習得する

学生という、一番多感で、あらゆるものを吸収すべき時期を、

在宅で過ごした学生が多いことを企業側が理解する必要があります。

そして、コロナによって本来集団生活で培うべき「思考」や「行動」が不足している

こと企業側も配慮した教育が必要です。

 

従って、新入社員教育や研修を通じて、社会人として大切にすべき思考や行動について

レクチャーする必要があるのです。

例えば、

・自己肯定感

 自分を肯定的に受け入れる自己肯定感、自己を肯定できない人は他者も肯定できない傾向があるので、

 社会人として様々な人と良好な関係性を築くのに重要な考え方です。

 

・自責思考

 何かうまくいかなかった時に会社や上司といった、他者のせいにしていたのではネガティブ思考になり、

 成長もありません。

 すべての出来事が自分に要因がある自責思考であると、自分の至らなさを受け入れ成長にも繋がります。

 

・他者承認

 学生時代は付き合う人を選べました。

 別に気の合わない人とは付き合わなければ良かったのです。

 しかし、社会人はそういう訳にはいきません。

 それには、どのような相手も受け入れる、相手の存在を承認することが重要です。

 

このような、本来、集団生活の中で気づき、習得すべきことを企業側で補う必要があります。

 

3.同期の絆を育む機会

新入社員にとって、同期というのはかけがいの無い存在です。

私も新入社員時代に辞めたくなった時に、どれだけ同期に励まされて、

踏みとどまることが出来たか分かりません。

但し、今年の新入社員においては、コロナが要因でコミュニケーションに苦手意識を持っている人も

多いと考えられます。

従って、新入社員研修においても、単なる説明や講義の機会ではなく、

それぞれの新入社員の絆を深めるような機会にすることも重要なファクターとなります。

例えば、

・何故、この会社に入ろうと思ったのか?

・この仕事を通じて、どんな自分になりたいのか?

・この新入社員たちで守るべき3つの約束を決める

など、グループワークやワークショップを通じて、新入社員同士がコミュニケーションを図る、

絆を深めるきっかけを作ってあげるのも重要です。

 

いかがでしたでしょうか?

 

の若者の働く意味は「給料を稼ぐ手段」から、「社会のお役に立ちたい」といった

自分が世の中から承認される、貢献軸に変わりつつある今、新入社員研修のあり方も問われています。

ましてや、この2年コロナで不足した部分を補うことも考える必要もあるのです。

 

ザ・ホスピタリティチーム(株)では、この3つのポイントを踏まえながら、

相手への貢献を自分の力に変える、ホスピタリティ軸の新入社員を企画・提案させていただいております。

お気軽にご相談ください。

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