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2024.03.23

マネジメントコラム

あなたの職場は成果を生む組織か?『4つのタイプから分かる結果を出す組織の特徴』

私がホスピタリティコンサルタントとして、様々な企業に訪問して思うこと。

それは、「もったいない組織が多い」ということです。

つまり、「社員の力を十分に引き出せていない組織が多い」ということを意味します。

 

例えば、

・職場の人間関係が悪く、意思疎通がうまく取れていない。

・メンバーが良いアイデアを提案しても直属の上司で止まってしまい、実行に移されない。

・現場の意見も聞かずに上層部だけで決められた施策を押し付けられて、メンバーがやる気を失っている。

など、優秀なスタッフが居るのに力を引き出せずに、成果を上げられない組織が目につきます。

 

一方で労働集約型のサービス業にとっては、人による生産性の割合が高く、慢性的な人手不足の中で、

如何に、少数精鋭でスタッフの力を引き出して生産性を最大化するということは最重要課題です。

 

それでは、どのようにすれば社員一人ひとりの力を引き出せて成果をを最大化できるのでしょうか?

 

それには、企業運営の根幹であり、土台でもある「組織」を成果の上がる組織にすることが重要です。

成果を上げるというと、「集客」や「受注」、「単価」の向上をすぐに考えがちですが、

実は、それらの施策をうまく機能させるのも、土台である組織がうまく機能しているか、

うまく機能していないのかで決まります。

 

例えば、飲食店でいくら良いホームページを作って、魅力的なキャンペーンを企画しても、

店内の厨房とホールスタッフの関係性が悪く、店内に不穏な空気が流れているような組織では、

広告宣伝の成果を最大化することは不可能です。

 

このように、全ての戦略や戦術は「組織」がうまくいっていてこそ成果を最大化できるということです。

成果を出す組織においては、最近、注目されている組織論で、マサチューセッツ工科大学の「ダニエル・キム」教授の提唱している、

組織の成功循環サイクルがあります。

このサイクルは、組織を成功に導くフレームを示しており、

組織で成果を導く上で、まず大切なのは組織内の「関係の質」を高めることであり、

組織内の「関係の質」が高まると、組織のメンバーが前向きに仕事に取り組むようになる、

つまり「思考の質」が高まり、思考の質が高まると、メンバーが自発的な行動をとるようになる、

「行動の質」が高まり、最終的に成果が出て「結果の質」に繋がることを示しています。

 

その上で重要なのは、ホスピタリティの組織内への共通価値化であり、

組織内のメンバー同士が、お互いの尊重や承認をベースとした思いやりや気遣いを意識することで、

「関係の質」を高めることに寄与します。

 

この組織の成功循環サイクルをベースに、現状の組織のレベルをチェックできる表が下記となります。

□危機的レベル

この危機的レベルの組織は企業存続に影響を及ぼす可能性がありますので、今すぐに何かしらの手を打つ必要があります。

関係の質・・・社内の関係性が悪くて、職場が殺伐としている。

思考の質・・・社員ができない言い訳ばかりで、やる気が見えない、目標を達成意欲が無い状態。

行動の質・・・業務も嫌々、仕方なくやるレベル。

結果の質・・・離職率は高く、目標未達が常態化しており、業績低迷続いている状態。

 

□停滞レベル

停滞レベルの組織は、組織全体が停滞しており、じり貧でマイナススパイラルのゾーンに入っている状態です。

関係の質・・・社内の関係性が悪いわけでもないが良いわけでもない状態。

思考の質・・・基本的に言われたことはやるが、主体性が無い、目標達成をする意欲が低い。

行動の質・・・指示されたことに対しては義務感で行動している状態。

結果の質・・・採用者数より離職者数のほうが多い、目標は達成することよりも未達のほうが多い。

 

標準レベル

標準レベルは組織に関して大きな課題はなく、現状は維持しているものの成長は見込めないレベルです。

関係の質・・・社内の関係性は良く、協力しながら働いている。

思考の質・・・主体性はまだ足りないが、基本的にメンバーは前向きで目標達成意欲がある。

行動の質・・・指示や与えられた仕事に対しては主体的に行動する。

結果の質・・・離職者は想定内で、目標は未達よりも、達成しているほうが多い。

 

ホスピタリティチーム

社員は自律性が高く、顧客や仲間への喜びや幸福に貢献することが行動規範となっており安定成長している。

関係の質・・・社内の関係性は良好で明るく活気があり、全社一丸となり一体感がある。

思考の質・・・理念の実現といった目的の実現や目標達成に向けて自らコミットしている。

行動の質・・・指示がなくても、自ら自分のやるべきことを考え、自発的に行動している。

結果の質・・・離職者ほぼ無く、採用にも困らない、常に目標は超えている。

 

いかがでしたでしょうか?

あなたの組織はどのレベルでしたでしょうか?

 

いずれにしても企業運営の土台である組織を強くするということは、

これからの時代に求められる「心理的安全性の高い職場づくり」人を活かす「人的資本経営」にも通じる部分であり、

これからの重要な施策になることは間違いありません。

 

ザ・ホスピタリティチーム(株)では、今回のダニエル・キム教授の提供している「組織の成功循環サイクル」を体系化した、

「ホスピタリティ型組織構築プログラム」の販売をスタートしました。

興味のある方は、まずはオンライン無料セミナーを定期開催しておりますのでお気軽ご参加ください。

 

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