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TOPトピックス部下のやる気を高める「精神的報酬」と「金銭的報酬」の威力の違い!

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2023.08.11

マネジメントコラム

部下のやる気を高める「精神的報酬」と「金銭的報酬」の威力の違い!

「部下が言われたことしかやらない!」

「部下に主体性が無い!」

「忙しさのあまり、部下が疲弊していてやる気が高まらない!」

こんな声をサービス業の現場のリーダーから聞くことが多くあります。

サービス業は人による労働生産性が高く、

スタッフの「やる気」によって大きく生産性が変わるという特徴を持っています。

また、サービス業は感情労働であり、スタッフの感情によっても生産性は大きく変わります。

 

しかし、サービス業はこれからも人員不足が続くことが想定されており、

スタッフ一人ひとりの生産性を高めることは重要です。

そしてサービス品質という観点からも、これからの時代はお客様の期待通りのサービス提供の「等価価値」から、

お客様の期待を超える「付加価値」の提供が求められており、

スタッフが上司からただ言われたことをするだけの「やらされ感」ではなく、

お客様に喜んでいただけるサービスを主体的に提供する「やる気」は重要なマネジメントになります。

 

それでは、どのようにすれば部下の「主体性」や「やる気」を高めることができるのでしょうか?

 

それには、「上司から部下へ提供される報酬」が重要なカギを握ります。

 

その報酬とは何か?

 

私たちは会社から給料という「金銭的報酬」をいただいています。

「うちの会社は給料が安いから、もっと給料が上がれば部下のやる気が上がるのに…。」

逆に言えば「こんな給料で部下のやる気は出ない!」と考えるリーダーも多いのですが、

残念ながら、現場のリーダーが部下の給料をすぐに上げられる権限はありません。

 

それではどうすれば良いか?

 

実は金銭的報酬ではなく、もうひとつ仕事における報酬があるのです。

それが「精神的報酬」です。

この精神的報酬とは「自分の仕事によって心が満たされること」を意味しています。

それは、例えば「褒められる」ことや「感謝される」ことなどがありますが、

この精神的報酬は、今日からでも上司が部下にいくらでも与えることが可能です。

 

しかも、これまでの働く主たる目的は「給料の為」「生活の為」といった「金銭的報酬」の要因が強かったのですが、

2011年の東北大震災以降、働く目的が「自分の存在価値を認められたい」、「世の中の役に立ちたい」、

「自己実現」といった「精神的報酬」に移り変わってきており、

働くモチベーションの大きな部分を占めるようになってきています。

 

従って「金銭的報酬」以上に「精神的報酬」が重要な時代とも言えるのです。

 

その上で、上司から部下への「精神的報酬」の提供は部下の「やる気」に直結していると言っても過言ではありません。

 

それでは、上司は部下にどのような精神的報酬を与えれば良いのでしょうか?

それには以下の6つの要素をリーダーは意識をする必要があります。

 

1.承認

  人は誰しも他者から認められたいといった承認欲求を持っています。

  その承認欲求を満たす声がけを上司は積極的にする必要があります。

  例)

  「いつもありがとう」

  「いつも○○さんの笑顔は最高だね!」

 

2.尊重

  尊重とは、部下の存在自体を尊いものだと上司から部下に伝えることを意味します。 

 例)

 「いつも○○さんには助けてもらっています!」

 「○○さんに居てもらえるだけで職場が明るくなります!」

 

4.成長

 誰しも仕事を通じて成長したいという想いは少なからず持っています。

 部下の成長を想う声がけはやる気に繋がります。 

 例)

 「これをやったら○○さんの成長に絶対繋がります!」

 「○○さんなら、もっとできる!」

 

3.責任

  上司から任されることに部下は「喜び」や「やりがい」を感じます。

 例)

 「○○さんにこの案件は任せる!」

 「この仕事は、○○さんにお願いしたい!」

 

5.弱み

 上司であるあなたが「弱み」を見せることで、部下は「そんなことまで自分に話してくれるんだ」

 「自分が何とかしなきゃ」といったやる気に繋がります。

 例) 

 「実は困っています…」

 「悩みを聞いてもらえますか?」

 

6.頼る

  上司から部下が頼られることは、部下は上司が自分を頼ってくれているというプラスの感情が働き、

  やる気に繋がります。

 例)

 「○○さんはどうしたら良いと思いますか?」

 「○○さんの意見を聞かせてください。」

 

いかがでしたでしょうか?

 

当然部下によっては「責任を負うのが嫌だ」「頼られても困る」といった個人差はあるので、

部下の性格やキャラクターを見て使い分けることが重要ですが、

承認や尊重に関しては、部下自身がその組織に所属する存在意義にも繋がっており、

職場の心理的安全性にも直結していますので、部下に「ありがとう」の言葉がけを思っているだけでなく、

言葉にして「伝える」ことが重要であり、それが部下の精神的報酬に繋がります。

 

そして、ザ・ホスピタリティチームでは「ホスピタリティ・リーダーシップ」を提唱しており、

それは「部下の輝きと成長で生産性を最大化する」リーダーシップです。

上司からの精神的報酬で部下の心を満たし、現場で部下がイキイキと輝くことで、

そのスタッフからサービスを受けるお客様の満足に繋がり、業績を最大化する。

そんな組織を作るキーマンはリーダーであるあなたです!

是非、部下の精神的報酬を与えてやる気を引き出してください。

 

ザ・ホスピタリティチーム(株)では、リーダーシップに関するコンサルティング、研修のサービスを提供しております。

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