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TOPトピックス新入社員・新人へのマネジメントで気をつけるポイント!

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2021.04.07

マネジメントコラム

新入社員・新人へのマネジメントで気をつけるポイント!

私が新入社員研修をする中で、

気をつけていることがあります。

それは当たり前のことですが、

 

新入社員の中には、

「覚えのいい人」

「勘のいい人」

「要領がいい人」

「先輩から可愛がられる人」

 

一方で、私が見る中では、

「覚えの悪い人」

「勘の悪い人、空気の読めない人」

「要領が悪い人」

「先輩から厄介がられる人」

どちらも、自社に入社した愛すべき新入社員です。

 

新入社員を迎え入れる職場にとっては、

当然ですが前者のような人の配属を望むでしょうが、

そんな訳にもいきません。

 

かといって一律に同じに教育の仕方をすれば、

後者のメンバーは落ちこぼれて、

辞めていくでしょう。

 

そんな時、私はいつもある経験を思い出します。

 

それは、私がコンサルティングでお世話になったブライダルの

ドレスショップのあるスタッフのことです。

 

その企業は全国に展開しており、その中での一番大きな店舗で新人が入社しました。

当然、入社後は、新郎新婦様の衣裳選びの提案や、小物合わせ、

フィッティングの知識・スキルを身につける為に教育をするのですが、

通常であれば、2ヶ月ほどで接客デビューできるはずが、

なかなか、接客デビューできていませんでした。

 

私がマネージャーに、

「彼女がなかなかデビューできないみたいだけど、何か問題があるのですか?」

と聞いたところ、

「一生懸命頑張っているのですが、覚えや要領が悪くて、苦戦しています。

船坂さん、助けてください!」

とマネージャーに頼まれ、

私は、彼女の接客を見ることにしました。

 

すると、彼女から、こんな言葉が聞かれました、

「同期入社のみんなは、デビューして活躍しているのに、

自分はうまく接客ができずに、焦ってしまって・・・」

と泣き出してしまったのです。

 

その時に私が彼女に伝えたのが、

「他者と比べるのではなく、昨日の自分と比べる」

という思考です。

 

彼女は、焦りと不安、自分への悔しさから、

周りが見えずに平常心で接客できていませんでした。

 

そこで、私は、

他の同期と比べる必要はないから、

焦らなくていいんだよ。

他者と比較するコトが大事ではなく、

大事なのは、昨日の自分と比べること。

 

昨日の自分と比べて、1ミリでも1センチでも成長していれば、

確実に成長していき、いつかみんなに追いつけるから、

今日はこれだけはできるようになろうと決めて、取り組んでみよう。

と伝えると、彼女は「はい」と笑顔で答えてくれました。

 

それから、彼女は、歩みは遅いながらも、一歩ずつ前に進み、成長し、

みんなより1ヶ月遅れでデビューを果たし、

そして、その後も少しずつの成長を積み重ねた彼女は、

あれから5年経った今、そのグループ企業の基幹店舗のトップスタイリストになって、

リーダーとして活躍しています。

 

このようなことからも分かるように、

大切なのは、も誰かと比べる「相対評価」ではなく、

自分のあるべき姿を極める「絶対評価」が大切であること、

この事を教えることが重要です。

 

そして、どのような事があっても、

決して

「腐ったり」

「いじけたり」

「誰かのせいにしたり」

「自己嫌悪」に陥らずに、

昨日の自分と比べて、ちょっとした成長を積み重ねることであり、

教育する側も見放さずに、その新人に合わせた教育が必要です。

 

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