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2024.01.19

マネジメントコラム

サービス業で新入社員を受け入れる職場でやってはいけない5つのコト!

年が明けると、もうすぐ新入社員が入社する時期となってきます。

コロナ禍で、新入社員の採用を縮小してきた企業も、

この4月に新入社員を迎える企業は多いのではないでしょうか?

 

一方で、人員不足が慢性化しているサービス業では、

中途採用もなかなかうまくいかずに、新卒者で人員強化しようとする企業が多いのが現実です。

その新入社員が早く戦力となり一人前となる教育の必要性が求められますが、

新入社員を受け入れる職場が、受け入れ態勢が整っていないと、

売り手市場の昨今では、すぐに退職されてしまうことも予想されます。

 

したがって新入社員の受け入れにおいては、導入の新入社員教育も重要ですが、

それ以上に新入社員を「受け入れる職場」の環境面、配属になってからの教育面を準備しておくことが重要です。

 

それでは、新入社員を受け入れる職場として何が必要なのでしょうか?

このコラムでは、新入社員を受け入れる職場において「やってはいけない5つのコト」を

解説させていただきます。

 

1.ウェルカム感が無い

まずはじめに大切なのが、新入社員をウェルカムに受け入れているかどうかです。

新入社員は学生から社会人になること、会社に馴染めるかどうかとても不安な心理状況で入社をしてきます。

その上で「何となく紹介される程度」なのか、「歓迎ムード一色」で迎えられるのかで、

新入社員の心境は大きく変わります。

まずは職場に配属になった日に、職場全員で拍手で迎えるなど歓迎をして迎えることが重要です。

そして名刺や社章、ネームバッヂなども「何となく渡す」のではなくセレモニー的に演出して渡す、

職場の先輩からのメッセージが書かれた寄せ書きを渡すなど、

まずは、「自分がこの職場に歓迎されている」「自分が承認されている」ということを、

きちんと新入社員に示すことが重要です。

 

2.場当たり的な教育

一般的に、新入社員が配属になると、先輩について教わるようなケースが多いのではないでしょうか?

出勤してから、先輩から教わることをメモを取りながら見様見真似で仕事を覚えていくといった感じです。

しかし、これは新入社員にとって「いつまでに何ができるようになれば良いか?」が全く分かりません。

これでは、暗闇で灯もない道をどこに向かえば良いかも分からずにさ迷っているような状態になってしまいます。

その上で教育スケジュールやカリキュラムを作成し、それに従って教育するのがベストですが、

それが難しいようであれば、少なくても、入社3ヵ月間で習得しなければならない「知識」や「スキル」が

一覧になったようなものがあるだけでも、新入社員は少なくとも「いつまでに、何ができれば良いか」ということが、

分かります。

それが時系列になっていて、まず1ヶ月目で習得する「知識」と「スキル」といった具合に示されていると、

新入社員にとっては、これからの自分がすべきことのイメージがつきますので、

場当たり的にせずに、体系的に教育することを意識することが重要です。

 

3.新入社員が何ができるようになっているか知らない

新入社員に先輩の教育担当者をつけることは良いことですが、周りのスタッフが、

この新入社員が「どこまでできるようになっているか知らない」というケースが散見されます。

ホテルのフロントのようにシフト制で、常に一緒のシフトに入らないメンバーに関しては、

新入社員に「どこまでお願いして良いのか?」が分からないといった声を良く耳にします。

したがって、教育担当者は、常に新入社員が「どこまでできるようになっているか」を、

職場のスタッフに共有する必要があります。

これに関しても、業務スキル習得の一覧表などのツールを用意し、この新入社員がどこまでできるようになっているかを

オフィスなどに掲示して見える化しておくことが重要です。

そして教育担当者に任せっぱなしにしないで、職場の先輩全員で育てる意識が必要です。

 

4.定期的なメンタルのケアやサポートが無い

新入社員は「教育担当者に任せていれば大丈夫」と考えがちですが、

教育担当者との相性が悪ければ、退職のリスクも高まります。

したがって、教育担当者とは別にメンターといった役割のメンバーを任命し、

定期的な面談などを通じて「今、悩んでいることや困っていること」をケアすることが重要です。

そのようなケアもしないで放置しておくと、新入社員は、

「私はこの仕事に向いていないのかもしれない」

「このままでは、先輩方に迷惑を掛けてしまうばかりだ」

と勝手に思い込み、退職の道を選ぶようなケースを私は沢山見てきました。

このような新入社員のメンタルをケアすることが重要です。

 

5.業務ばかりを教えない

新入社員には、まずは一通りの業務を覚えて、最低限の仕事ができるようになって欲しいと思うのは自然ですが、

実は「業務」ばかりにフォーカスしてしまうと新入社員は、それが仕事の全てだと解釈してしまい、

自分の「向き、不向き」や、「楽しい、楽しくない」を判断して、

この仕事に見切りをつけてしまうということもあり得ます。

したがって、業務以外にも「職場全体に貢献するような役割」を与えることも重要です。

例えば、飲食店で新しいメニュー開発に関する若者アイデアをもらう場面で手伝ってもらったり、

パンフレットを内製する際に、意見を求めたりといった、

仕事の多様性や、仕事の違った楽しさを体感してもらうことも重要です。

 

いかがでしたでしょうか?

 

これからの時代のサービス業において、中途採用があてにならない中、

新入社員が退職せずに育つかどうかで、その後の企業の安定性や成長に大きな影響を及ぼします。

また、新入社員は他に染まっていないからこそ、自社の文化、風土に順応しやすいという点でも、

職場に好影響を与える点が多いこともメリットとして挙げられます。

 

これから入社する新入社員を大切に育てることが、人員不足の解消、サービス品質の向上、

そして、何よりも新入社員が育つことで既存スタッフが楽になるということを念頭に、

新入社員を迎え、育てていただきたいと思います。

 

ザ・ホスピタリティチームでは、新入社員研修並びに、

新入社員を受け入れる職場に関する研修のサービスを提供しておりますので、お気軽にお問合せください。

 

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