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TOPトピックスこれならできる!「時間が無くても部下育成ができる3つのポイント!」

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2023.05.26

マネジメントコラム

これならできる!「時間が無くても部下育成ができる3つのポイント!」

「部下育成が重要なことだとは分かっているけど手が回らない・・・。」

 

サービス業の現場リーダーは、人手不足に加えてコロナのリバウンド消費で、

自分もシフトに入って現場のオペレーションを回すことで手一杯で、

部下育成に手が回っていないのが現状です。

 

しかし、このような状況はコロナ前から継続しており、

これからも続くことが予想されます。

そして、目の前の業務に追われて部下育成を怠ると、

部下は成長を阻まれ、毎日同じ事の繰り返しとなり、

疲弊して、退職の道を選び兼ねません。

 

また、これからの企業運営においても「人的資本経営」と言われるように、

人財をコストではなく、資本として捉えて活かすことが重要であり、

その上で、従業員に対する投資が企業の評価の指標になるとも考えられています。

 

それでは、現場のリーダーはどのようにすれば部下育成のマネジメントの優先順位が

上がるのでしょうか?

 

それには、まず大前提としてリーダーが部下育成の必要性、

メリットを理解する必要があります。

 

部下育成のメリットとは、大きく分けて6つあります。

 

1.従業員満足度向上

上司や先輩から指導されることにより、自分自身が成長できる環境であることや

自分が大切にされていることが認識され、従業員満足度やロイヤリティに繋がります。

 

2.定着率向上

配属されて放置されたり、場当たり的な指導ではなく、体系的な指導を受けることにより、

自分のキャリアアップ、組織の戦力となる喜び、仕事のやりがいに繋がり定着率向上に

繋がります。

 

3.サービス品質向上

部下育成がきちんと行われることにより、スタッフのサービススキル向上が組織の

サービスレベルの品質向上、平準化に繋がり、組織全体のサービスの品質が向上します。

 

4.顧客満足度向上

きちんと教育されたスタッフから、質の高い商品・サービスを提供されることで、

お客様の満足度は向上し、リピート化、顧客ロイヤリティ化にも繋ります。

 

5.生産性向上

部下育成により、スタッフのスキルアップが図られ業務時間内にできることや、

業務の幅が広がり生産性が向上します。

 

6.目標達成・業績向上

部下育成によりスタッフの戦力化が推進され、組織力向上が図られ、

目標達成、業績向上に繋がります。

 

このように部下育成は実は、部下にとっても、会社にとっても、

そして何よりもリーダー自身にとってもメリットだらけであることを、

まずは理解しなければなりません。

 

そして、リーダーから部下育成で必ず出てくる課題は、

「教える時間が確保できない」という課題です。

 

この課題に関しては、教える時間をわざわざ確保するのではなく、

普段のマネジメントでできることが沢山あることを理解する必要があります。

 

それでは、どのようにすれば時間のない中で部下育成ができるのでしょうか?

その3つのポイントをお伝えします。

 

1.部下に考えさせることを意識する。

まず、リーダーの普段のマネジメントで大切なのは、

部下に考えさせることを意識するということです。

具体的には、部下からの質問や相談に対して、

「答えをすぐに教える」のではなく、

「○○さんはどうしたら良いと思う」と部下に問いかけ、

答えを考えさせることが重要です。

これが「言われたことだけをやる部下」と「考える部下」との違いとなり、

このリーダーのマネジメントの違いにより、部下の成長に大きな差を生むことになります。

そして、これらの部下の問いかけによる回答が、リーダーの答えと一致するようになったら、

その部下の成長を認めて褒め、「任せられる」という権限委譲に進みます。

このような、こま目な日々のマネジメントが部下の成長に繋がります。

 

2.身近な目標を設定する

次に部下に目標を設定してもらうということです。

「目標なきところに成長無し」

即ち、目標と現状とのギャップが成長の伸びしろです。

但し、目標というと人事評価による半期の目標をイメージしますが、

それだけではなく、短期的な目標設定を設定することが大切です。

「今月何を目指すか?」

「今週何を目指すか?」

「今日何を目指すか?」

を部下自身が設定し、その目標に向かって実践、振返りをして、

そして、次の目標を立てることが成長に繋がります。

それが接客現場であれば、

「今日は、お客様を観察してプラスアルファのサービスを提供する。」

「今日は、ご予約のお客様をお名前で呼ぶことを心掛ける。」

「今日は、お勧めワインを3本オーダーしていただく。」

このような小さな目標を日々持ちながら仕事をするのと、

ただ何となく時間を過ごすのとでは成長の度合いが大きく変わります。

 

3.小さな仕組みを活用する

そしてポイントの3つ目は「小さな仕組みの活用」です。

これは、教育の時間を確保することはできなくても、

小さな教育の仕組みを活用することで部下の成長を促すことができるということです。

例えば、朝礼。

この朝礼の時間を使って、先程の目標のところで紹介した、

「今日の目標の発表」

終礼で、

「振返りの発表」

といった「朝礼」という仕組みを活用して教育の試みることも可能です。

ある居酒屋では、アルバイトやパートが勤務が終わるタイミングで、

先輩一人ひとりのところに行き、「今日のフィードバックをもらう」

ということを仕組みにしています。

また弊社では、新人が入社すると社長の私と1ヶ月間、メールで交換日記をする

という仕組みを作り、新人の考えていること、社長の私の想いを交換し合いながら、

成長を促しています。

このような日々の小さな仕組みを活用することも効果的な部下育成に繋がります。

 

いかがでしたでしょうか?

 

「教える時間が取れない」と嘆くだけではなく、

普段から部下育成の必要性やメリットを理解し、

通常の業務内で「教育をして部下に成長していただく」

という意識をリーダーは強く意識をすることが重要であり、

その為に、今の職場でできることを考えて、実行することが重要となります。

 

ザ・ホスピタリティチーム(株)では、部下育成に関するコンサルティング、研修の

サービスを提供しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

また、この度、どこでも、誰でも、一人でも学べるオンライン・オンデマンド研修

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新人に教える時間が十分に取れないサービス業の現場向けの

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