組織のキーマンは、やはりリーダー。
そのリーダーによって、
・組織をまとめまれるか
・離職者を無くせるか
・目標達成を常態化できるか
が決まると言っても過言ではありません。
ある全国に展開しているウェディング系企業で、
「リーダー力を高めて、企業力を高めたい!」というご相談をいただきました。
ウェディングという仕事は、
リーダーと部下との関係性や信頼関係によって、
スタッフのモチベーションややる気に大きな影響を与え、
それが業績に直結する業態です。
そこで、リーダーシップのスキルを身に付けるということよりも、
「部下が求める理想のリーダーを目指す!」という研修コンセプトに基づき、
それを基に、研修設計が始まりました。
まずはじめに「あなたにとって理想のリーダーとはどんな人か?」
を全社250名を対象とするアンケート調査を実施しました。
そこで得られた回答は、
○組織全体の状況把握できる人
○良い職場環境を作ろうと常に努力する姿勢がある人
○誰に対しても平等で丁寧な対応をする人
○いつでもウェルカムな雰囲気を持っている人
○受け止めて聞いてくれる包容力
○日によって感情に左右(機嫌の良い悪いの差)されない
○人によって好き嫌いを作らない
○ありがとう等の感謝の言葉を言ってくれる
○仕事を楽しむ姿勢を見せて、仕事の楽しさややりがいを教えてくれる
など、様々なものがありました。
それらを、グルーピングしてまとめて、
経営理念とも照らし合わせて、
自社における「理想のリーダーの言動・行動・態度・心掛けベスト20」を決めました。
これらは、一般的な「リーダー像」ではなく、
実際、一緒に働いている部下からの意見を取りまとめたものであり、
これを守ることで、少なくとも、今の職場より良い職場環境、
信頼を得られるリーダーになれることは間違いありません。
そして、この企業はその「理想のリーダーベスト20」を配布して終わりではなく、
全国からリーダーを東京に集め、3グループに分けて、
ワークショップを開催しました。

そのワークショップでは、
○部下の声を受けて、自分はどう思ったのか?の共有
○自分たちは、どのようなリーダーになりたいのか?
○部下が求める理想のリーダー像の項目の中で、自分ができていないものはどれか?
○部下にとって理想のリーダーになる為に、自分は明日から何をすべきか?
といった内容を実施し、終了後にはリーダーとして結束する懇親会も執り行われました。
しかも、それで終わりではなく、
「理想のリーダーになるシート」を作成し、
「自分ではできているつもりでも、周りから見るとできていない」
「これは改善したが、これは改善が進んでいない」
といったことが起きないために、
半年に1度、これに関するONE ON ONEミーティングが直属の上司と行わます。
このようにして、この企業のリーダーたちは、
理想のリーダーに向けて、日々、お客様と向き合いながら、
上司、部下との関係性、職場のチームワークを高めながら邁進しています。
この部下からのアンケートで分かったことは、
理想の上司とは、
「特別なスキルや知識」ではなく、
「人として」「人間的な魅力」
という部分が圧倒的に多いことに気づきます。
従って、リーダーシップを高めるとは、
「業務スキルや知識が秀逸である」
ということではなく、
「ヒューマンスキル」を高めることが大切であり、
改めて「職場のホスピタリティ」を高めることが重要である。
ことが分かります。
このように、ザ・ホスピタリティチーム(株)では、
各企業の課題に合わせた研修コンテンツを企画・設計いたします。
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