部下が求める「理想のリーダーになる」ワークショップを開催

2020.09.06

部下が求める「理想のリーダーになる」ワークショップを開催

プロジェクトブログ

組織のキーマンは、やはりリーダー。

そのリーダーによって、

・組織をまとめまれるか

・離職者を無くせるか

・目標達成を常態化できるか

が決まると言っても過言ではありません。

 

ある全国に展開しているウェディング系企業で、

「リーダー力を高めて、企業力を高めたい!」というご相談をいただきました。

 

ウェディングという仕事は、

リーダーと部下との関係性や信頼関係によって、

スタッフのモチベーションややる気に大きな影響を与え、

それが業績に直結する業態です。

 

そこで、リーダーシップのスキルを身に付けるということよりも、

「部下が求める理想のリーダーを目指す!」という研修コンセプトに基づき、

それを基に、研修設計が始まりました。

 

まずはじめに「あなたにとって理想のリーダーとはどんな人か?」

を全社250名を対象とするアンケート調査を実施しました。

 

そこで得られた回答は、

 

○組織全体の状況把握できる人

○良い職場環境を作ろうと常に努力する姿勢がある人

○誰に対しても平等で丁寧な対応をする人

○いつでもウェルカムな雰囲気を持っている人

○受け止めて聞いてくれる包容力

○日によって感情に左右(機嫌の良い悪いの差)されない

○人によって好き嫌いを作らない

○ありがとう等の感謝の言葉を言ってくれる

○仕事を楽しむ姿勢を見せて、仕事の楽しさややりがいを教えてくれる

 

など、様々なものがありました。

 

それらを、グルーピングしてまとめて、

経営理念とも照らし合わせて、

自社における「理想のリーダーの言動・行動・態度・心掛けベスト20」を決めました。

これらは、一般的な「リーダー像」ではなく、

実際、一緒に働いている部下からの意見を取りまとめたものであり、

これを守ることで、少なくとも、今の職場より良い職場環境、

信頼を得られるリーダーになれることは間違いありません。

 

そして、この企業はその「理想のリーダーベスト20」を配布して終わりではなく、

全国からリーダーを東京に集め、3グループに分けて、

ワークショップを開催しました。

そのワークショップでは、

○部下の声を受けて、自分はどう思ったのか?の共有

○自分たちは、どのようなリーダーになりたいのか?

○部下が求める理想のリーダー像の項目の中で、自分ができていないものはどれか?

○部下にとって理想のリーダーになる為に、自分は明日から何をすべきか?

といった内容を実施し、終了後にはリーダーとして結束する懇親会も執り行われました。

 

しかも、それで終わりではなく、

「理想のリーダーになるシート」を作成し、

「自分ではできているつもりでも、周りから見るとできていない」

「これは改善したが、これは改善が進んでいない」

といったことが起きないために、

半年に1度、これに関するONE ON ONEミーティングが直属の上司と行わます。

 

このようにして、この企業のリーダーたちは、

理想のリーダーに向けて、日々、お客様と向き合いながら、

上司、部下との関係性、職場のチームワークを高めながら邁進しています。

 

この部下からのアンケートで分かったことは、

理想の上司とは、

「特別なスキルや知識」ではなく、

「人として」「人間的な魅力」

という部分が圧倒的に多いことに気づきます。

 

従って、リーダーシップを高めるとは、

「業務スキルや知識が秀逸である」

ということではなく、

「ヒューマンスキル」を高めることが大切であり、

改めて「職場のホスピタリティ」を高めることが重要である。

ことが分かります。

 

このように、ザ・ホスピタリティチーム(株)では、

各企業の課題に合わせた研修コンテンツを企画・設計いたします。

お気軽にお問合せください。

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