2020.11.23
ホスピタリティコラム
ホスピタリティが『仕事にもたらしてくれる』意味
今回の新刊著書、
「接客・サービス業のリーダーにとって一番大切なこと」
を執筆しながら、私のこれまでのサービス業人生30年の
想いを巡らせていく中で、
この本を通じて、「自分は何を伝えたいのか」ということを
事あるごとに考えました。
そして、その伝えたいことはひとつでは無いのですが、
私が最も伝えたかったことは、
このホスピタリティという考え方を通じて、
「人生を主体的に生きて欲しい」
という願いです。
ホスピタリティは単なる顧客満足を満たすためのものではありません。
なぜ「ホスピタリティ」が有益であるかかというと、
ホスピタリティは「自主的に、自分の意思で働く大きな意味付け」になるからです。
それは何故か?
ホスピタリティは、「他者に貢献することによる自分自身の喜びやしあわせ」
を意味します。
つまり、接客・サービス業における自身の仕事の喜びやしあわせは、
「お客様に貢献したときに得られる」ということになります。
「医療サービスを通じて病気の患者様を元気にする」
「飲食サービスを通じて、お客様を笑顔にする」
「住宅販売サービスを通じて、家族の大切な時間を豊かにする」
これらはすべて、お客様への貢献であり、
この貢献によるお客様の笑顔や感謝、喜びが、
私たちの仕事におけるエネルギーの源泉です。
したがって、ホスピタリティを仕事の価値観のベースにすることは、
この仕事で得たい喜びやしあわせに対して、
「自主的に、自分の意思で働く」大きな動機付けになるのです。
そして、世の中の貢献に大きな意味のある、
このサービス業を選んだことは、「人間として人生を自主的に生きること」
にもつながります。
このことは、この著書の5章で書かせていただいた内容であり、
最も皆さまにお伝えしたかったひとつです。
今回の著書では、そんなホスピタリティが私たちの仕事に与えてくれる
意味についても書かせていただいております。
興味のある方は是非、読んでみてください。
著書『接客・サービス業のリーダーにとって一番大切なこと』絶賛発売中!
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