サービス業・ホスピタリティ産業で働くメリットベスト５　～サービス業って素晴らしい！～

最近、働く人のサービス業離れという言葉を耳にするようになりました。

そして、最近の就職や転職先として人気なのはIT系企業だそうです。

確かに、これからの時代はIT化やDX化が更に進み、それらの仕事の需要も増えていくことでが予想されます。

一方で、私は３０年間サービス業一筋でやってきて、今ではホスピタリティコンサルタントとして、

様々なサービス業の企業様のサポートをさせていただいていますが、

日々、サービス業の現場に触れるにつれ、サービス業の魅力を強く感じます。

今回は、そのサービス業の素晴らしさ、ホスピタリティ産業で働くメリットを、

ホスピタリティコンサルタント視点でランキング形式で、

お伝えしていきたいと思います。

第６位　ありがとうと直接お客様から言ってもらえる！

　　　　サービス業で働くと｢ありがとう｣という感謝の言葉を毎日、お客様から直接言ってもらえる仕事です。

　　　　飲食ですと、｢美味しかった、ありがとうございました！｣

　　　　病院ですと、｢おかげさまで無事退院することができました、ありがとうございました！｣

　　　　お客様からの｢ありがとう｣は自分への承認であり、あなたの仕事の｢精神的報酬｣になります。

　　　　その｢ありがとう｣という言葉をお客様から直接言ってもらえる仕事というのは、

　　　　サービス業ならではです。

第５位　笑顔で仕事ができる！

　　　｢眉間にシワを寄せてしかめっ面で仕事をする｣よりも｢笑顔で仕事をしたい｣。

　　　誰でもそう思うのではないでしょうか？

　　　私もよくサービス業の魅力を現場のスタッフの皆さまにお伝えするのですが、

　　　その中のひとつが、サービス業は｢笑顔で仕事をしてもいい｣ということです。

　　　何故ならば、サービス業は｢お客様を笑顔にする｣仕事だからです。

　　　笑顔は、

　　　｢まわりを明るくする！｣

　　　｢しあわせな気持ちになる！｣

　　　｢元気が出る｣

　　　といったメリットが沢山あります。

　　　そんな笑顔溢れる環境の中で仕事ができるしあわせはサービス業ならではです。

第４位　お客様に対する評価がすぐにダイレクトに得られる！

　　　サービス業の特徴として自分の仕事の結果やお客様の評価がすぐに分かるということがあります。

　　　それは、自分自身が接客サービスをした結果のお客様の反応がすぐに分かることを意味します。

　　　私は前職はホテルでウェディングの仕事をしていましたので、

　　　披露宴がお開きになった時に、新郎新婦様に挨拶にいくのですが、

　　　ある披露宴の時も挨拶に行ったその時、いきなり新郎様に抱きつかれて、

　　　｢船坂さんのおかげで最高の結婚式ができました、ありがとうございます！｣と泣きながら

　　　言われたことを今でも鮮明に覚えています。

　　　その他にもフロント時代にはチェックアウトの際に、｢また船坂さんがいる時に泊りに来るね｣と

　　　言っていただけたり、仕事なので辛いこともありますが、お客様に褒めていただいたり、

　　　｢また来るね｣と言っていただけた時は辛いことも吹き飛びます。

第３位　サービス業は自分が必要とされる仕事

　　　以前、研修の受講生の中でホテルを辞めて異業種に勤めて、またホテルに戻ってきたというスタッフに

　　　出会いました。

　　　そのスタッフに、｢どうしてホテルに戻ってきたのですか？｣と聞いたところ、

　　　｢その異業種の仕事は、私が必要とされているという実感がありませんでした、

　　　でもホテルの仕事は、あなたに逢いに来た！というお客様がいてくださいます。

　　　私がお客様に必要とされているのが実感できるのがホテルという仕事だということを気付けたので、

　　　もう一度ホテルで働きたいと思い、戻ってきました。｣

　　　とキラキラした笑顔で話してくださいました。

　　　このように、サービス業はお客様に自分が必要とされるのが直接分かる仕事なのです。

第２位　お客様に磨かれて成長できる！

　　　このサービス業という仕事は、良くも悪くもお客様をはじめ、多くの人に関わります。

　　　その中には、お客様に｢ありがとう！｣といわれることもあれば、

　　　お客様にお叱りをいただくこともあります。

　　　私も前職のホテルの婚礼支配人時代には、様々なお客様と出会いました。

　　　｢理不尽なお客様｣

　　　｢値段交渉が激しいお客様｣

　　　｢とにかくわがままなお客様｣

　　　しかし、私はそのようなお客様に出会わなければ良かったと思ったことは一度もありません。

　　　何故ならば、私は｢そのようなお客様に磨かれて、人間的に成長させていただいたからこそ、

　　　今の自分があると思えるからです。｣

　　　このようにサービス業で働くということは、お客様に磨かれて、人間的に成長できる仕事なのです。

第１位　人の喜びやしあわせに直接貢献できる仕事

　　　そして、私の選ぶサービス業のメリット第１位は、

　　　サービス業は｢人の喜びやしあわせに直接貢献できる仕事｣ということです。

　　　確かにこれからの時代は、労働人口の減少などから様々な業界で省人化が図られることは否めません。

　　　実際に飲食店に行ってもタッチパネルで、自動配膳ロボットで、自動精算機でといった具合に、

　　　人を介さない商品サービスの提供が低価格業態を中心に増えてきています。

　　　しかし、私が思うのは｢人間は人間によってのみ、大きな喜びやしあわせを得られる｣ということです。

　　　従って私たちサービス業の現場は、私たちの人的サービスによって、

　　　お客様という人に大きな喜びやしあわせを与えられる仕事であり、

　　　そのお客様の喜んでいただいた笑顔や感謝の言葉、つまりお客様という人によって、

　　　私たち、働く側も大きな喜びやしあわせをもらっているのです。

　　　このような仕事はサービス業ならではの最大のメリットであり、

　　　仕事をしながら、お金をもらいながら大きな喜びやしあわせを日々、実感できる仕事なのです。

いかがでしたでしょうか？

これからの時代は、AIやロボットが担当する仕事と、人間が担当する仕事の区分けが明確になってきます。

その中で｢人にしかできない仕事｣はまさに、人による笑顔や温もりや気遣いといった、

人による付加価値、つまりホスピタリティの提供です。

AIやロボットが担当する業種については、１００円の価値のものは１００円でしか売れません。

しかし、そこに｢人にしかできない付加価値｣を付加すると、

本来１００円の価値しかないものが、５００円でも１０００円でも売れるようになるのです。

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