2020.10.01
ホスピタリティコラム
自分が自分を決めている
自分を変えるということは、自分次第なので簡単なように思いますが、
実に難しいものです。
例えば自分を変えたいといえば「ダイエット」。
私は「あと3kg痩せたい!」と2年前からの目標を立てていますが、
「自分次第」だと分かっていますが、今日現在、その目標が達成できていません。
「たった3kg、されど3kg」
何故、痩せることができないのでしょうか?
痩せられない理由は沢山あります。
「出張が多くて外食が多いからしょうがない・・・」
「お付き合いが多くて食事の席が多いからしょうがない・・・」
でも、一番の痩せられない理由は、
ズバリ「本気で痩せるということを自分が決めていないから」です。
どこかで「別に痩せなくてもいいや」、
「現状維持できていれば・・・」
と自分のどこかで思っていて、
すべて、何かとやれない理由をつけてやらないだけです。
本気で痩せようと思ったら、ライザップに通ってでもやるはずです。
このように私たちは「すべて自分が自分を決めている」のです。
ビジネスにおいても同じことが言えます。
あるレストランで笑顔の少ないスタッフが居ました。
そのスタッフに「もう少し笑顔があるといいね」とフィードバックをしたところ、
料理を正確に提供することが大切で、笑顔は必要ないと彼女は言うのです。
これも「笑顔が自分の仕事には必要がない」と彼女自身が決めているので、
彼女が変わるのは、彼女自身が笑顔の必要性を感じて
お客様の前で笑顔でいることを決めない限り変わりません。
また、よく会社や上司の悪口を言う人に対して、
「そんなに嫌だったら辞めればいいのに・・・」って思うことってありませんか?
そんなスタッフに限って辞めなかったりしますよね。
それも、その人が文句ばかりを言っていて
「辞めることを本気で決めない」という話しです。
このように、人生は「決めることの連続です」。
その決めてきた結果が今の自分であり、
今の自分がこの職種に就いて、この会社に居て、この役職であるのも
自分が今までの人生で決めてきた成果なのです。
そして、これまでがそうだったように未来の自分は、
これからの自分の決め方で変わります。
従って、今までの人生に満足できていない人は、
これからの人生で決め方を変えれば未来も変わります。
「人と話すことが苦手だ」という人も、
「これからは人と話すことが得意になるんだ」と決めるだけですし、
「自分がネガティブ思考でマイナスに考えてしまう人」も、
「これからは何でもプラスに考えよう!」とまずは決めることです。
この決め方が中途半端だったり、本気と覚悟が無いと、いつまで経っても、
変わることのできない自分のままになってしまいます。
「自分が変えたいところ」を変えることを本気で決めれば、
未来の自分が今よりもっと自信の持てる、輝ける自分に必ずなれるはずです。
ホスピタリティ経営・コンサルティング・セミナー・講演のことなら
ザ・ホスピタリティーチーム
CATEGORY
NEW ENTRY
RELATED POST関連記事表示
TOPICSトピックス
マネジメントコラム
2025.06.14
組織を成果に導く「関係の質」という起点
組織運営において、多くのリーダーが最初に目指すのは「成果を出すこと」です。 当然、経営とは結果...
マネジメントコラム
2025.06.07
日本の産業構造、第三次産業・サービス産業70%時代のリーダーシップとは?
― テクノロジー時代だからこそ、“人の力”が問われている ― ...
マネジメントコラム
2025.05.30
人的資本を活かすリーダーシップの新たな潮流 ~トップダウンから、目的共感・集合知の時代へ~
■ 働く意味が変われば、リーダーシップも変わる かつて日本が高度経済成長期にあったころ、リー...