2020.09.07
マネジメントコラム
「従業員満足」と「ロイヤリティ」と「エンゲージメント」の違いとは?
最近、従業員の「エンゲージメント」を高めるべき!
といった「エンゲージメント」という言葉をよく耳にするようになりました。
そして、エンゲージメントと対比されるのが、「従業員満足」と「ロイヤリティ」です。
それでは、その違いは何なのでしょうか?
またその中で、何故、エンゲージメントが大切なのでしょうか?
まず、「従業員満足」ですが、「顧客満足」と同列で使われることが多く、
単純に、自社で働く中での従業員の満足度を指します。
この従業員満足度を高い組織は、
○福利厚生の充実している
○給料が他社と比べて良い
○組織の風通しが良い
○成長できる環境がある
といった、企業側が、従業員に対してのマネジメントや施策によって、
「従業員が、自社で働くことに対する満足度を得る。」
ことを意味します。
そして、ロイヤリティは、
従業員の自社に対する、忠誠心、忠義を意味します。
つまり、企業と従業員の主従関係をベースとした、
主人である企業に対して従業員が忠誠を誓うといった、
従業員が自社に対する、忠誠の想いを如何に持つようにするか
ということがポイントとなります。
そして、エンゲージメントとは、
会社やリーダーによる一方的な施策で満足度を上げたり、忠誠を得るということではなく、
メンバー同士、組織全体の「共感」や「繋がる喜び」から育まれる「絆」によって、
組織への自主的な貢献意欲が高まることを意味します。
従って、エンゲージメントは、会社と従業員は主従関係ではなく対等であり、
従業員の働く意味や意義と、会社が目指す方向が一致して、
両者がパートナーとして信頼関係で結ばれ、
共感し合う関係性が構築されることを意味します。
それにより、会社は従業員を信頼し、従業員は会社への愛着が生まれ、
組織への貢献意欲、自主性、創造性を最大化する効果があるため、
今、注目されているマネジメントです。
特に「人がすべて」のサービス業においては、
エンゲージメントの高い従業員の生産性は高く、
自社の商品を、
「売らなければいけないから売る!」
ではなく、
「この商品を心からお客様に買ってもらいたい!」
の違いを生みます。
このエンゲージメントを高めるためには、
○会社と従業員の絆を深める取り組み
○自社のミッションや価値観を共有する場
○従業員同士の関係性を深める場
などが必要であり。
これらは、普段の業務の中では「絆」を深めることは困難です。
ザ・ホスピタリティチームでは、
従業員同士の理解を深めるワークショップや、
企業ミッションをみんなで考えるワークショップ、
社内のホスピタリティを高める研修
など、エンゲージメントを高めるコンテンツを提供しています。
また、そのワークショップ後に、懇親会を開催して、
社長からみんなへの手紙や、
従業員同士が日ごろの感謝を伝え合うなど、
普段、口にできないことを、
エンゲージメントイベントを通じて、
お互いの想いを伝えるイベントプロデュースもサポートさせていただいております。
コロナで、リモートワークやソーシャルディスタンス等、
従業員同士の関係性が希薄になるからこそ、
エンゲージメントを高める施策を実施することが重要です。
是非、お気軽にお問合せください。
ホスピタリティ経営・コンサルティング・セミナー・講演のことなら
ザ・ホスピタリティーチーム
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