リーダーが部下の叱り方、教え方を考える前に必ずやらなければならいこと ~ホスピタリティ・リーダーシップの威力~

2022.10.15

リーダーが部下の叱り方、教え方を考える前に必ずやらなければならいこと ~ホスピタリティ・リーダーシップの威力~

マネジメントコラム

私は、ホスピタリティコンサルタントとして活動する中で、

最近多いオーダーは、リーダー育成です。

サービス業において、十分な教育の機会が少なく、

「コンプライアンス」や「ハラスメント」といったリスクを無くす為の、

研修や教育はあっても、

「組織のメンバーを退職させない為に、どのようなマネジメントが必要か?」

「メンバーのやる気を引き出すためには、リーダーとして何をしたらよいか?」

「組織の目標達成を導くにはどのようにすれば良いか?」

といった教育は非常に少ない印象です。

 

しかし、これから少子高齢化が更に進む中で、

人手不足はこれから更に進み、

採用募集をかけても人が集まらない時代に突入しています。

実際に、

「客室は空いているのに清掃スタッフが居ない為、客室を販売できないホテル」

「お客様はいるのに、スタッフ不足で休業しなければならない飲食店」

も目につくようになってきました。

 

従って、現場のリーダーがすべきことは、

ズバリ「人が辞めない職場をつくること」がリーダーシップやマネジメントにおいて、

最重要となってきています。

 

その上で、企業の人事部が多額なお金を費やしてやっと採用できた新人が、

配属先のリーダーの心無い行動ですぐに退職してしまうという事象が多く、

リーダー教育に力を入れ始める企業が多くなってきていることを実感します。

 

それでは、上司としてリーダーシップを発揮する上で何が大切なのでしょうか?

 

私は研修やワークショップでリーダーの皆さんにいつもする質問で、

「あなたにとってリーダーとしての悩みや課題は何ですか?」

という質問をします。

 

すると、

「部下への効果的な教育の仕方が分からない」

「叱り方、注意の仕方が分からない」

「権限委譲の仕方が分からない」

「指示の仕方は分からない」

など回答が返ってきます。

 

これはこれで、現場のリーダーとして切実な悩みだと思うのですが、

私は、これらのマネジメントの「やり方」を考える前に、

リーダーとして考えるべきことがあると考えます。

 

それは、「やり方の前にリーダーとしての「あり方」を問う」ということです。

 

このあり方とは何か?

 

それは、

「部下がついていきたくなる人間性であるか?」

「部下に親われる人柄か?」

「仕事に対する誇りはあるか?」

「仕事に情熱を燃やしているか?」

といったことです。

 

何故、「やり方」の前に「あり方」なのか?

 

私が以前、ある企業で一般社員を対象に、

「あなたにとって理想のリーダーとは?」

という質問を250名にアンケート調査したところ、

1位 明るい職場環境を作ろうと常に努力している

2位 誰に対しても平等

3位 日によって感情に左右されない

という結果が出ました。

 

つまり、部下が上司に求めているのは、「仕事ができる」「頭がキレる」といったことではなく、

「人間性」「人柄」を求めていることが分かります。

 

従って、いくらマネジメントのやり方を習得したり、テクニックを身に付けても、

それは表面的なもので、リーダー自身のその根っこにある「人間性」「人柄」が、

部下から見てそれを受け入れられるもので無ければ、

いくらリーダーが正しいことを部下に伝えたとしても、

「あなたには言われたくない。」

「自分ができていないくせに部下に求めるのかよ・・・。」

といった感情が部下に芽生えます。

 

つまりそれは何を意味するかというと、

あなたのリーダーとしてのマネジメントの効果性が下がることを意味します。

 

リーダーが出した指示も、部下との人間的な信頼関係が無ければ、

やっても「しょうがなくやる」、すなわちマイナスマインドなレベルですが、

リーダーと部下との間で信頼関係があれば、「やるべきことをやる」に加えて、

「リーダーの為にも頑張る」といった、プラスのエネルギーで仕事をするようになります。

 

つまり、教え方、叱り方といったやり方を考える前に、まずは、自分の「あり方」を見直し、

部下から受け入れられる人間性、人柄であることが、マネジメントを効果的に機能させる土台となるのです。

 

下図をご覧ください。

これは氷山のイラストですが、いくら海面上の表面的な課題解決のやり方、テクニックを習得しても、

結局は、水面下の上司としての根源的な部分である「あり方」、

つまり人間性、人柄、情熱、信頼関係といったものが部下に受け入れられなければ、

やり方やテクニックは活かすことはできません。

逆に、海面下の「あり方」を磨くことで、表面の課題の7割~8割は解決するのです。

このような、リーダーのマネジメントを効果的に機能させ、

組織の生産性を最大化させるリーダーシップこそ、

「ホスピタリティ・リーダーシップ」であり、

メンバーの為に働き、メンバーの輝きで生産性を最大化するリーダーシップです。

 

そのリーダーの「あり方」を学ぶリーダーシップのメソッドは今までありませんでしたが、

この度、このホスピタリティリーダーシップをオンデマンドで学べるコンテンツを配信いたしました。

・自分自身でリーダーシップを学びたい。

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など、是非、皆さまのリーダ-シップにご活用ください。

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