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TOPトピックスホスピタリティを提供するために高めるべきセルフモチベーション3つのポイント~自分で自分のやる気を高める方法~

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2022.07.30

マネジメントコラム

ホスピタリティを提供するために高めるべきセルフモチベーション3つのポイント~自分で自分のやる気を高める方法~

■サービス業は感情労働

サービス業は「感情労働」であり、自分の「気分」や「気持ち」によってサービス品質が変わってしまうという特徴があります。

「昨日、彼女と喧嘩したから落ち込んでいる。」

「今朝、店長に叱られてやる気が起きない。」

「今日は、あの嫌な先輩と同じシフトかぁ・・・、嫌だなぁ・・・。」

など、理由は様々です。

そういう私も、「昨日飲み過ぎて翌日、仕事に身が入らなかった」ということも、数多くありました。

しかし、私たちはサービス業のプロとしてお客様に接しています。

従って、その日にご利用いただくお客様との「一期一会」を大切にして、全力でサービスを提供しなければなりません。

自分のモチベーションはお客様には全く関係ないのです。

 

それでは、どのようにすれば「自分で自分のやる気を高めることができるのでしょうか?」

 

■「ミッション」「ビジョン」「バリュー」とは?

皆さまは、ミッション(MISSION)、ビジョン(VISION)、バリュー(VALUE)という言葉を聞いたことが

あるでしょうか?

よく、企業を経営する中で大切なキーワードとして出てくる言葉です。

少し解説させていただくと、

 

【ミッション(MISSION)】

ミッションとは、目的であり、目指す姿、あるべき姿、使命を意味します。

従って、達成ではなく、実現することを目指すことであり、追い続けるもの、追い求めるものとなります。

 

【ビジョン(VISION)】

ビジョンとは、見通しや構想を意味します。

私たちで言うと中期的な目標であり、達成期日と達成基準が明確にあります。

 

【バリュー(VALUE)】

バリューとは、価値観や価値基準を意味します。

従って、ミッションの実現、ビジョンを達成するための価値基準、行動基準を指します。

 

これらは、企業経営の根幹となる考え方ですが、実は、これは個人においても全く同じことが当てはまるのです。

 

■個々の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」とは?

それは、ただ毎日同じことの繰り返し、給料を稼ぐため、生活のために仕事をするのではなく、

毎日の仕事に「ミッション」、つまり自分の目指す姿を持って使命感を持って働けているか?

「ビジョン」、会社から与えられた目標ではなく、自分で「達成したい目標」に向けて仕事に取り組めているか?

「バリュー」、ミッションの実現、バリューの達成に向けて、自分の価値観やこだわりを、

明確な行動基準を持って毎日の仕事に向き合っているか?

ということが重要となります。

 

私がこれまで見てきた輝いている人は、このような事を明確に自分の中に信念として持っており、

どんな状況や環境でも「ブレ」ずに、高いモチベーションを持って仕事に取り組んでいます。

 

■セルフモチベーションを上げる「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の設定の仕方

それでは、ここからは具体的に「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の設定の仕方について解説します。

まず、ミッション。

ミッションを言い換えると、「毎日の仕事に意味を持つ」ということになります。

「何の為にこの仕事をしているのか?」やらされているのではなく、自分の使命・パーパスに沿った仕事をすることで、

やりたい感となり、自身の内発的な動機が引き出されます。

この自分のミッションを導く為には、

・自分がこの仕事に就いたきっかけとは?

・この仕事のやりがいや喜びとは?

・自分が仕事をする上で大切にしていることとは?

という質問の回答を考えた後に、

「私は○○の為にこの仕事をしています」の「○○」に当てはまる言葉を考えてみましょう。

但し、「お金の為」「生活の為」でありません。

「金銭的報酬」はあくまでも手段であり、この「○○」には、他者貢献の要素、

他者や世の中に対して提供する価値的要素が入ります。

ちなみに私のミッションは、

「私はホスピタリティで人を輝かせる為ににこの仕事をしています。」です。

私たちは、自分の為ではなく「誰かの為なら頑張れる」生き物です。

是非、誰の何の為に頑張るのかを考えながら設定してみてください。

 

次にビジョン。

これは、皆さまの仕事に置き換えると「目標を持つ」ことを意味します。

やらされる目標ではなく、自らが達成したい目標を持つことが重要であり、

それが、自身の内発的な動機付け、モチベーションに繋がります。

目標には定性的、定量的目標があり、期限や達成基準が明確であればあるほど、

日々の行動が明確となり達成感、成長感に繋がります。

例えば、「4年後のオリンピックに出場する!」という目標と、

「4年後のオリンピックで金メダルを取る!」という目標では、

今日からやるべきアクションが変わるということです。

このような自分がワクワクする目標設定をすることがモチベーションに繋がります。

ちなみに、私の目標は、

定量的・・・「今期、売上目標の達成」

定性的・・・「3年以内に、ホスピタリティと言えば船坂さんと言われるようになる」

というビジョンです。

 

そして、最後にバリューです。

バリューを私たちの仕事に置き換えると「こだわりを持つ」ということを意味します。

仕事は意識の持ち方で「日々同じ事の繰り返し」にも「変化に富んだ」仕事にもなります。

自分の仕事に、どのようなこだわりを持つかどうかで、内発的な動機付け、モチベーションに繋がります。

 

先日テレビでクロネコヤマトのセールスドライバーを特集していました。

一見「荷物を配達する」という単純な仕事を彼らは、

荷物が効率的に車から出せるように積み方を工夫したり、

その家の方が居る可能性の高い時間をチェックして、その時間に合わせて配達したり、

通学時間帯は、子供達に配慮して通学路を避けるルートを設定したり、

仕事にこだわりを持ち、楽しそうに仕事をしていました。

このようなこだわりを持つと、単純な仕事も楽しくなります。

 

ちなみに、私のホスピタリティコンサルタントとしてのこだわりは、

・クライアント様のスタッフの皆さま、受講される方を愛する

・お名前で呼ぶ

・笑顔がある「場」をつくる

・自分も楽しむ

といったバリューを持って日々仕事をしています。

 

いかがでしたでしょうか?

自分の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を設定すること。

また、それを日々意識して仕事をすること。

これにより、自身のセルフモチベーションが格段に上がるはずです。

これらは、自分の為にもなりますが、モチベーションの高いあなたからサービスを受ける、

お客様の為にも繋がります。

「誰かのためが自分のエネルギーの源泉になる」

これがホスピタリティの基本でもあり、モチベーションの基本でもあります。

是非、実践してみてください。

 

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