2021.12.03
マネジメントコラム
飲みニケーションは必要なのか?必要では無いのか?
先日、日本生命の調査で、
お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の必要性について、
2017年の調査依頼、はじめて「不要」が「必要」の割合を超えて、
6割に達したという結果が出たとのこと。
要因とすれば、
・コロナ禍により外食の機会が激減して必要性を感じなくなった
・アルコールを飲む若者が減った
・酒の席に誘う=セクハラ、パワハラになる
・業務時間以外で、会社の人と居たくない
など、様々考えられます。
飲みニケーションは会社や上司への愚痴や悪口、ストレスの捌け口といったイメージもありますが、
普段、職場では話せない、お互いの想いや夢を語り合ったり、
これから、この部署、この会社をどうしていきたいかといった
ロマンを語り合う熱い議論の場でもあることも事実です。
その「場」の必要性を感じないというのは、少し寂しい気もしますが、
そもそも、飲みニケーションという文化は、
日本独特の文化であり、海外では無い文化だということを、
皆さまはご存知でしょうか?
しかし海外の場合は、飲みニケーションが無い代わりに、
ONEonONEのミーティングやフィードバックが定期的に行なわれるなど、
社内のメンバー同士のコミュニケーションを活性化させる機会や方法が仕組み化されていて、
確立されています。
従って、日本も飲みニケーションの場が減るということであれば、
それに替わるコミュニケーションの機会や方法を仕組み化する必要があることを
意味します。
ましてや、今はリモートワークが増えている中で、
社内のコミュニケーションの課題が露呈している現場を以前より
多く見るようになりました。
その上でもホスピタリティは、職場で働くメンバー同士の尊重や思いやり、気遣いを
醸成する上で大切な考え方であり、ホスピタリティを企業の共通価値にすることは、
コミュニケーションの活性化に繋がり、
企業運営の潤滑油的な役割を果たします。
自主的な飲みニケーションが望まれにくくなっている状況の中で、
コミュニケーションを活性化し、生産性を上げる為の施策を、
企業側が用意することがこれからの時代には求められます。
ザ・ホスピタリティチーム(株)では、企業内のコミュニケーションの課題を解決する為の
研修やコンサルティングサービスを提供しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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