2021.02.01
ホスピタリティコラム
自分が「くじけそうになった時」「心が折れそうになった時」に大切にしたいこと
コロナ渦で、第2回緊急事態宣言の延長が確実視される中で、
ダメージが直撃しているサービス業にとっては、
心が折れそうになる瞬間が襲ってきます。
先日のNHKスペシャルでも、
新宿の夜の街で働く皆さんの悲痛の声がありました。
ある方は、挫折を味わった時に新宿のあるスナックのママに出会い
心が救われたことがきっかけで、
自分も人生に疲れた人、孤独の人を救いたいという想いで
この仕事に就いたとおっしゃっていました。
今、何かにつけ「夜の街」が悪者扱いとなり、
幾ら感染対策をしても、それを認めてもらえない悔しさと歯がゆさを
感じながら、一生懸命事業を継続できるように頑張っている姿を見て、
逆に勇気をもらいました。
自分が「くじけそう」になった時、
「心が折れそう」になった時に自分を支えてくれるもの。
それは、私は自分の「信念」だと思います。
私も起業をした当初はまったく仕事が無かったり、
コンサルタントとして、全然、自分の思うような結果が出せなかったり、
くじけそうになった時、心が折れそうになった時は何度もあります。
その時に、私は必ず自分の立ち返る「想い」があります。
それは、
「ホスピタリティで人を輝かせたい」という想いです。
私は、これまでの挫折を乗り越える時には、
必ず、この想いに立ち返ることにしています。
ホスピタリティは「人の喜びやしあわせに貢献すること」を
意味します。
私は、そのホスピタリティの考え方を世の中に広めることで、
「輝きのある人が社会に増える」と信じています。
しかし、必ずしもこの想いが、すべての人に理解される訳ではありません。
そんな時に凹むのですが、それは、相手のせいにしているだけで、
「逃げ」でしかなく、
結局、「自分がどうしたいか?」
が大事だと思うのです。
その確固たる信念や想いを、自分自身の「絶対思考」として持っているかどうかで、
何かあった時にくじけてしまったり、逃げてしまうのではなく、
自分と「向き合う」、自分で「乗り越える」ことに繋がると思います。
今、苦しい想いをしている、我々サービス業ですが、
もう一度、何のためにこの仕事をしているのか、
自分がこの仕事をしている意味に立ち返り、
コロナのせいにするのではなく、
「自分がどうしたいのか?」
「何を大切にしたいのか?」
という絶対思考で乗り越えたいですね。
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