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TOPトピックス職場のより良い人間関係の作り方! ~職場内の心理的安全性を高める5つのポイント!~

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2024.11.24

ホスピタリティコラム

職場のより良い人間関係の作り方! ~職場内の心理的安全性を高める5つのポイント!~

「人間の悩みは100%人間関係である」と言ったのは心理学者アルフレッド・アドラーです。

この言葉が示すように、私たちの日々の悩みの多くは、人との関わりの中で生じています。

例えば、

「上司と気が合わない」

「嫌いな先輩がいる」

「言うことを聞かない部下」

プライベートでも、

「妻と些細なことで喧嘩した」

「友人と揉めた」

など、確かに私たちの中では人間関係の悩みが溢れています。

 

反対に、良質な人間関係は私たちに幸福感をもたらします。

ハーバード大学の「グラント研究」によれば、80年以上にわたる追跡調査の結果、

最も幸福な人生を送る要因は「良質な人間関係」であると結論づけられています。

職場という共同体では、この「人間関係」がチームの成果や個々人の満足度に直結します。

心理的安全性が欠如した環境では意見を言えず、やりがいや成長を感じにくくなり、

結果として離職率が高まることもしばしばあります。

一方で、人間関係が良好な職場では、従業員同士の信頼感が強まり、

チームワークが向上し、生産性も上がることがわかっています。

ここでは、ホスピタリティの視点を取り入れ、

職場の人間関係を高めるための具体的な5つのポイントを解説します。

1. 相手を尊重する「受容の心」を持つ

ホスピタリティの本質は「受容」です。

職場での人間関係がうまくいかない原因の一つは、相手の価値観や背景を十分に理解しないまま、

自分の基準で判断してしまうことにあります。

例えば、部下の意見に耳を傾けず、自分のやり方を押し付ける上司や、同僚の成果を妬む行為などです。

相手を「そのまま受け入れる」姿勢を持つことが、信頼関係の第一歩となります。

「あなたの意見を尊重している」という態度を示すだけでも、相手は安心感を抱きます。

この受容の心が、チーム全体に心理的安全性をもたらします。

2. 「小さな気遣い」が大きな信頼を生む

職場における「小さな気遣い」とは、日常の些細な場面で相手のことを思いやる行動や言葉のことを指します。

一見すると取るに足らないようなことでも、その積み重ねが「信頼」という大きな絆を生み出します。

なぜなら、人は自分が「尊重されている」「気にかけられている」と感じることで、

心理的な安心感を得られるからです。

人間の脳は、感情的な繋がりを感じると、オキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌され、

リラックスや信頼を生む効果があります。

これを「小さな気遣い」に当てはめると、

・「○○さんおはよう!」と笑顔で挨拶をする。

・「○○さんお疲れさまでした」と労いの言葉を掛ける。

これらの始業と終業の挨拶で、名前を添えるだけでも、

相手の心に「自分を承認してくれている」という実感をもたらします。

3. 「共感」で相手の気持ちに寄り添う

「共感」は、職場の人間関係を強化する上で非常に重要な要素です。

特に、部下や同僚が困難な状況にあるとき、

「大変だったね」

「何か手伝えることはある?」

といった共感の一言は、相手に安心感を与えます。

ホスピタリティでは、この共感を「相手の立場に立って感じる力」として捉えます。

特に組織の影響の輪が大きいリーダーは、

「自分が部下の立場ならどう感じるか」を想像しながら対応することで、

部下の信頼を得ることができます。

4. 「感謝の文化」を育む

感謝の気持ちは、人間関係をより良いものにします。

職場では、つい当たり前のように過ぎてしまう小さな成果や努力に目を向け、

「ありがとう」の言葉を積極的に使うことが重要です。

例えば、部下の報告書に「丁寧に仕上げてくれてありがとう」と伝えることや、

同僚が代わりに業務を引き受けてくれたときに感謝を表すことは、

関係性をポジティブに保つ鍵になります。

感謝は、職場全体の空気を和らげ、良質な人間関係を築く土壌を作ります。

5. 「職場のホスピタリティ」を共通価値にする

職場全体でホスピタリティを共有価値として掲げることも重要です。

「お客様にホスピタリティを提供する」という視点だけでなく、

「職場の仲間にもホスピタリティを提供する」という意識を持つことで、

職場の雰囲気は大きく変わります。

例えば、困っている同僚や、忙しいメンバーがいたら、

「何か手伝うことある?」

といったひと言を掛けて、助け舟を出すなど、

職場内でのホスピタリティの実践は、チームの結束力を高めます。

 

アドラーが指摘したように、人間関係は私たちの悩みの源であり、

同時に幸福感を生む最も重要な要素です。

職場の人間関係を高めるためには、

ホスピタリティの視点で「受容」「気遣い」「共感」「感謝」を意識的に実践することが重要です。

良質な人間関係は、個人の幸福だけでなく、職場全体の成果や雰囲気にも大きく寄与します。

これらのポイントを日々の職場で実践することで、より働きやすい環境をつくり出していきましょう。

 

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