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TOPトピックス知らないうちに「人を嫌いになる」3つの思考習慣とは? ~誰とでも良好な人間関係を作れる!~

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2024.08.24

ホスピタリティコラム

知らないうちに「人を嫌いになる」3つの思考習慣とは? ~誰とでも良好な人間関係を作れる!~

職場や顧客の中に、苦手な人、嫌いな人がが居る人は多いと思います。

自分が意図していなくても人を苦手や嫌いになってしまう、

その理由は、

「自分と価値観が合わない」

「自分と考え方が合わない」

「自分と気が合わない」

といったことではないでしょうか?

 

あの心理学の大家、アルフレッド・アドラーは「人の悩みは100%、人間関係の悩みである」という言葉を残しています。

確かに、自分の悩みを振り返ってみても、

「上司とうまくいかない」

「他部署の部長と気が合わない」

「妻と喧嘩した」

「料金に細かいお客様がいる」

など、人間関係によるものが多いということも事実です。

 

一方で私は、コミュニケーションの研修で、

「人を嫌いになるメリットを挙げてください!」

という質問をしますが、殆ど回答が得られません。

そうなのです、別に人を嫌いになりたくてなっている人は居ないのです。

 

それでは、何故、人を嫌いになるのでしょうか?

それには、大きく分けて3つの思考習慣が関係しています。

 

1.嫉妬や競争心

人が他者に対して嫌悪感を抱く理由の一つに嫉妬や競争心が挙げられます。

これらの感情は、相対価値と絶対価値という観点から説明できます。

相対価値とは、他人との比較に基づいて自分の価値を測ることを指します。

例えば、同僚が昇進したり、友人が成功したりした場合、自分が同じような成果を上げていないと、相対的に自分の価値が低く感じられます。

このような状況では、嫉妬が生じやすく、相手に対して嫌悪感を抱くことがあります。

つまり、他者の成功が自分の価値を脅かすように感じられるのです。

一方、絶対価値は、他人との比較ではなく、自分自身の基準に基づいて評価される価値です。

絶対価値を重視する人は、他人の成功や失敗に影響されず、自分の目標や満足感に集中することができます。

しかし、現代社会では、成功や幸福がしばしば他者との比較によって測られるため、相対価値が重視されがちです。

その結果、他者との競争心が高まり、嫉妬や嫌悪感が生じるのです。

他者と比較するのではなく、「自分のあり方」「自分らしさ」といった絶対価値を思考の中心に置くことが重要です。

 

2.自分の譲れない信念が強い

人を嫌いになる感情とコアビリーフ(核心信念)は深く結びついています。

コアビリーフとは、自分自身や他人に対する根本的な信念や価値観のことです。

これらは幼少期の経験や教育、文化的背景によって形成され、その後の行動や感情に強い影響を与えます。

例えば、「他人は信頼できない」というコアビリーフを持つ人は、他人の言動を疑い深く受け取る傾向があります。

このような信念があると、相手が少しでも自分の期待に沿わない行動を取ったときに、

不信感や嫌悪感が生じやすくなります。

反対に、「他人は基本的に善意を持っている」と信じている人は、多少のトラブルがあっても相手を嫌いになることが少なく、

寛容に接することができるでしょう。

また、コアビリーフが強固であるほど、他人との違いに対して強い拒絶反応を示すことがあります。

例えば、「LINEの返信はすぐにするべき」というコアビリーフを持つ人が、

相手にLINEが既読されても、すぐに返信が来ないと無視されたという嫌悪感を持つかもしれません。

自分のコアビリーフが、すべての人のコアビリーフではないということを理解し、

「こうあるべき」

「こうすべき」

ではなく、

「自分と他人とは違って当然」

「そんな考え方もある」

と寛容に受け入れることが、より良い人間関係を築く上でも重要となります。

 

3.自己肯定感が低い

人を嫌いになる感情と自己肯定感は密接な関係があります。

自己肯定感とは、自分自身に対する評価や信頼感のことで、これが高い人は自分の価値を認め、肯定的な感情を抱いています。

逆に自己肯定感が低い人は、自分の価値を十分に認識できず、他人との比較や批判に対して敏感になりやすいのです。

自己肯定感が低い人は、他人の言動や成功を自己価値への脅威と感じることがあります。

例えば、他人が褒められたり、成功を収めたりすると、自分がそれに及ばないと感じ、その相手に対して嫉妬や不満を抱きやすくなります。

これがさらに発展すると、相手を嫌う感情へとつながることがあります。

自分が認められない不満が他者への攻撃的な感情に転化されやすくなるのです。

一方、自己肯定感が高い人は、自分の価値を他人の評価や比較に左右されずに認識できるため、他人の成功や長所を素直に認め、共感しやすくなります。

こうした人は、他人を嫌いになることが少なく、むしろ人間関係において寛容で協力的な態度を取る傾向があります。

このように、自己肯定感の高さは他人に対する感情にも大きな影響を与えます。

自己肯定感を向上させることで、他人に対する嫌悪感を減らし、より健全な人間関係を築くことが可能となります。

自分自身を認めることが、他者とのポジティブな関係を育むための重要な要素といえるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか?

 

このような3つの思考習慣が「人を嫌いになる原因」となっているケースが多く、

これらの思考習慣を変えることで、他者を嫌いにならずに、誰とでも良好な人間関係を構築できることに繋がります。

最後にもうひとつ、「人を嫌いにならない思考習慣」をお伝えすると、

「自分に必要な人しか、自分の前に現れない」ということです。

 

「嫌味な上司」も、「わがままなお客様」も、「何度言っても理解しない部下」も、

あなたにとって「人間として磨く為」「今よりも器を大きくする為」にあなたの前に現れているのです。

そう考えると、「嫌いな人」でも「自分にとって必要な人」として受け入れられ、

嫌いな人、苦手な人と向き合えるようになります。

 

誰しも、嫌いになりたくてなっている訳ではありません。

人を嫌いなるメリットは皆無です。

このことを胸に刻んで、誰とでもより良い人間関係を築いてください。

 

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