2024.07.19
マネジメントコラム
失敗しない!サービス業向け研修会社の選び方 ~ ザ・ホスピタリティチームと他研修会社の違い ~
ザ・ホスピタリティチームでは、サービス業に特化したソリューションを研修やコンサルティングのサービスを通じて提供しておりますが、
様々な企業様から聞かれるのは、「他研修会社とザ・ホスピタリティチームさんの違いって何なのですか?」という質問です。
このコラムでは、これまで30年のサービス業に関わってきた経験と、16年間500社を超える企業様の人財育成の支援をしてきた実績をベースに、
サービス業向けの研修会社の選び方のポイントをお伝えさせていただきます。
そのポイントは大きく4つあります。
1.「何を」学ぶかではなく、「誰から」学ぶかが重要
情報に溢れている社会で、知識やスキルといった情報はネットや動画でいくらでも入手できる時代になりました。
また、基本的に「人」は「理論」や「理屈」では動きません。
「人」は、「共感」や「感動」といった感情で動くのです。
特に、サービス業で働く方は「金銭的報酬」よりも、お客様の「笑顔」や「ありがとう」といった「精神的報酬」を軸に仕事をしている方が多いのです。
したがって、単なる理屈や理論を解説するだけの研修では、受講者の意識や行動の変容までには至りません。
そこで重要になるのが、「誰が伝えるか」の部分です。
少なくとも、受講者であるサービス業の現場のスタッフやリーダーの気持ちが分かり、現場の言葉で語り掛けることが、
受講者の共感性を呼び、心を動かす感動に繋がり、明日からの意識、行動変容に繋がります。
その点では、弊社は長年ホテリエの現場で培われた経験をベースとして体系化されたノウハウは、
どのような理論、理屈よりも共感と深みがあると自負しております。
2.「研修講師」に頼むのか、「コンサルタント」に頼むのかの違い
研修というと「研修講師」が登壇することをイメージしがちですが、
実はそれに限らず、「コンサルタント」が研修コンテンツを提供するケースも意外に多いのです。
それが証拠に、私はホスピタリティコンサルタントであって研修講師ではありません。
この研修講師とコンサルタントの違いは意外に知られていないので解説させていただくと、
研修講師は知識とスキルの教示であり、コンサルタントは目指すゴールに向けて仕組みを作ったり、体系化することにあります。
その点では、定型的の知識やスキルを学ぶという研修では、研修講師のほうがお勧めですが、
自社の目指す組織像や人財像、リーダー像に向かって、現状とのギャップを逆算をして目指す姿に向かって研修コンテンツを考え、
施行するのはコンサルタントのほうが得意だと考えます。
実際、私はホスピタリティコンサルタントとして、日々、様々な企業様の目指すゴールに向けてサポートさせていただいていりますが、
私にご依頼いただいた研修に関しては、その企業様の目指すゴールである「企業理念」を確認し、研修コンテンツとの整合性を図ること、
ヒアリングにより現状を把握し、目指す姿とのギャップを研修というツールを活用して埋めるコンテンツを企画・設計しています。
その点では、最近の企業様の研修ニーズは単なる知識やスキルの習得ではなく、研修というツールを使って、如何に「あるべき姿」に近づけていくかといった、
戦略的研修の実施が増えています。
その点では、コンサルタント思考を持った講師に依頼することが賢明です。
3.「汎用型研修」と「専門型研修」の違い
研修会社や講師によって、「汎用性の高い」研修コンテンツと「専門性の高い」研修コンテンツを提供する研修会社があります。
この汎用性とは一般的な知識やスキルを意味し、業種業態問わず、どのような受講生にも受け入れられる研修を意味します。
一方で「専門性」とは、その業界、業態に特化したノウハウを提供し、その領域で秀でる為の知識、スキルを身に付けます。
その点では、弊社は「ホスピタリティの専門性を持った研修会社」になりますが、
同じ、接客接遇研修、ハラスメント研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施するにしても、
弊社は「ホスピタリティの専門性を活かし」、
「ホスピタリティで付加価値を高める接客・接遇研修」
「仲間の心を満たすホスピタリティでハラスメントを未然に防ぐハラスメント研修」
「リーダーのホスピタリティで部下を輝かせて生産性を高めるリーダーシップ研修」
「ホスピタリティから他者への貢献、利他の心を養う新入社員研修」
といった具合に、単なる汎用性の高い、一般論の説明を受けるスタイルなのか、
ホスピタリティという「軸」となる価値観や考え方があってそれをベースとした研修なのかで、
受講生の共感性や意識、行動変容は大きく変わります。
また、弊社では専門性に終わりはないと考えていますので、ホスピタリティに関する研究や研鑽を重ねて、
時代に合わせて研修カリキュラムをアップデートしているといった点も大きな特徴です。
この辺りも踏まえて、汎用型研修か専門型研修かを選択する必要があります。
4.「分業型」研修会社か「一貫型」研修会社の違い
研修会社も個人から大手企業、有名、無名を問わず数限りなくあります。
その中で大きく分類すると、「分業型」と「一貫型」があります。
「分業型」に関しては、いわゆる研修会社の打ち合わせをするスタッフと当日、研修を施行する講師が違うというパターンです。
そして「一貫型」に関しては、研修会社との打合せから講師まで、一貫したメンバーが担当するケースです。
定型的な知識、スキルをインストールする「汎用型」の研修であれば「分業型」で良いと思うのですが、
最近の研修ニーズは、先ほどの「あるべき姿を実現」する為の研修ニーズが圧倒的に多く、
クライアント企業様のニーズと提供するコンテンツの整合性が効果に大きな影響を及ぼします。
特に、最近では単発の研修ではなく、複数回のシリーズ化した研修が増えてきており、
毎回、テーマに応じて講師が変わるようなケースですと、目指すゴールに向かう文脈がブレる可能性があるのと、
ストーリー性が損なわれるケースがあります。
また、私も講師として思うのは、複数回の研修の場合、初回の皆さまの様子や反応を見て2回目以降の研修内容をアレンジするケースが殆どであり、
最初に決めた通りの研修コンテンツのまま進行するケースが少ないのが現状です。
このような点も考慮した上で、「分業型」か「一貫型」かを選択する必要があります。
いかがでしたでしょうか?
これからはの時代は「人的資本を活かす経営」が求められており、その点では社員教育、研修の機会は重要な要素となります。
働く側も、「自己成長」、「自己実現」できる企業で働きたいと思っており、
求職者から面接時に「研修制度がありますか?」といった質問を受けるケースも増えています。
その点において、研修という社員教育コンテンツをどのように戦略的に効果的に活用するかは重要な要素となります。
ザ・ホスピタリティチーム(株)では、研修はもとろんのこと、人財育成に関するコンサルティングのご相談も承っておりますので、
お気軽にお問合せください。
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