2025.03.17
ホスピタリティコラム
ホスピタリティのプロが伝授!「気配り上手になる3つの習慣とは?」
1. 気配りができる人は得をする!
職場での人間関係や評価において、気配りができる人は圧倒的に得をします。
普段から周囲への気配りを習慣化している人は、いざという時に周りからのサポートを得やすく、チーム内での信頼も厚くなります。
一方で、気配りができない人は「自己中心的」「気が利かない」と思われ、人間関係で損をすることも。
「気配り」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、実はちょっとした習慣の積み重ねで身につけることができます。
今回は、ホスピタリティコンサルタントである船坂光弘が気配り上手になるための3つの習慣を紹介します!
2. 気配り上手になる3つの習慣
① 相手の心を満たす意識を習慣化する
気配りをしようとすると、「何か特別なことをしなくては」と思いがちですが、実はもっとシンプルなことから始められます。
それが「相手の心を満たす」こと。
ストローク理論によると、人は誰しも承認を求めており「あなたを大切に思っています」というメッセージを受け取ることで心が満たされます。
具体的には、
相手の名前を呼ぶ
ちょっとしたことでも褒める
「ありがとう」を言葉にして伝える
明るく元気に挨拶する
これらを日常的に意識するだけで、相手の心を満たし、気配りができる人になれます。
ポイントは「気の利いたことを言おう」ではなく、「相手を認める言動を増やそう」と意識すること。
気配りは特別なスキルではなく、習慣として定着させることが大切です。
② 人に対してアンテナを立てる
気配りができない人の共通点として、「人に興味がない」ことが挙げられます。
気配りができる人は、常に人に興味や関心を持ち、「この人は何を考えているんだろう?」と想像しています。
では、どうすればこの習慣を身につけられるのでしょうか?
まずは、自分の普段の顧客体験から、「嬉しい対応」と「不快な対応」をストックすることが重要です。
例えば、
ホームセンターで探し物をしていたら「どちらかお探しですか?」と声を掛けられた。
予約した飲食店で「○○様ですね」と名前で呼ばれた。
一度しか購入をしていない洋服店で、以前買った服を覚えてくれていた。
一方で、不快な対応の例としては、
- 飲食店で注文を忘れられた。
コンビニで商品を雑に扱われた。
不機嫌そうな店員に対応された。
このような経験を振り返るだけでも、「自分がされて嬉しい対応」「されて嫌だった対応」が明確になります。
これを意識的にストックすることで、自分が人と接する際の気配りの基準ができ、より自然に気配りができるようになります。
また、このようなことを自分の行動に落とし込み、例えばできるだけ相手の名前を呼ぶ、相手の趣向を覚えておく、過去の会話内容を意識して接するなど、
小さなことを積み重ねることで、より実践的な気配りが身につきます。
実際に研修では「3分間で嬉しかった対応と不快だった対応を10個書き出してください」といったワークを行いますが、
10個書ける人もいれば、1個も思いつかない人もいます。
多く書ける人ほど、普段から人に対してアンテナを立てている証拠です。
つまり、人や接客サービスに興味を持つ習慣をつけることで、気配り力は大きく向上するのです。
③ 自分が周りに与える影響力を意識する
最後に大切なのは、「自分が周りに与える影響」を意識することです。
例えば、昨日恋人と喧嘩をして機嫌が悪い。
このようなことは良くあり、本人は悪気はないのですが、
そのままの態度で仕事をすると、周りの空気も悪くなってしまいます。
特にリーダーは、個人の機嫌がチームや職場全体の雰囲気に大きな影響を与えます。
また店舗なんかでは、店舗の雰囲気が悪ければ、お客様も居心地が悪くなります。
また、
上司や同僚の悪口を言う
後ろ向きな発言やマイナスな発言をする
これらも同様に、周囲の士気を下げる要因になります。
気配りとは、「何か特別な行動をすること」だけではなく、「自分の態度や言葉が周りに与える影響を自覚すること」でもあります。
つまり、常に「自分は周囲にどんなエネルギーを発しているか?」 を意識し、
いつもご機嫌でいる
話しかけられやすい雰囲気を作る
ポジティブな言葉を意識する
といったことを習慣化することが大切です。
これらの意識ができる人は、自然と「また一緒に働きたい」と思われ、チームの雰囲気もよくなります。
3. まとめ:気配りは習慣で身につく
気配りは、明日から突然できるようになるものではなく、日々の積み重ねが重要です。
相手の心を満たすことを意識する
人に対してアンテナを立てる
自分が周りに与える影響力を意識する
この3つを意識することで、気配りの達人に近づくことができます。
ぜひ、今日から実践してみてください!
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