生産性を向上させて収益を最大化する方法は実はシンプルです。
それは、
『メンバーがこの組織を愛し、自分のやりたい目的・目標に向かって、みんながひとつになって全力で仕事をできる環境をつくる!』
に尽きます。
私は、コンサルタントとしてこれまで経営課題のニーズに数多く向き合ってきました。
あるホテルでは、
「従業員にホスピタリティを教えて顧客満足度を上げて欲しい」
あるウェディング施設では、
「業績が低迷に歯止めがきかないので業績を上げて欲しい」
あるサービスエリアでは、
「現状のサービスを調査して、サービス品質向上を図りたい」
など、様々な経営者の相談に応えてきました。
そして、10年が経ち、100社以上のサポートをさせていただく中では、当然、「うまくいったケース」と「うまくいかなかったケース」があります。
例えば、前述の従業員のホスピタリティマインドを向上させて顧客満足度を上げたいケースも、従業員に幾らホスピタリティの大切さを説いても、
結局は、
「上司が上しか見ていないのにお客様の前で心からの笑顔になんてなれない」
「組織内の人間関係がぎくしゃくしていて、顧客満足どころではない」
「他部署の人が協力してくれないから顧客満足なんか考えるのは無駄だ」
このような組織の課題の壁にぶち当たります。
従って、幾ら素晴らしい経営戦略や売上向上策があっても、結局は組織がうまくいっていないと、成果は出ないまたは半減してしまいます。
逆に、私は日本一のプロジェクトを2回経験させていただいていますが、そのプロジェクトに共通しているのは、組織内の各メンバーの力の足し算ではなく、掛け算となって相乗効果を生み、メンバーの力以上の成果を生み出す組織力があることです。
つまり、得たい成果を出す上で最も効果的な戦略は「組織力を上げる」ことであり、成果を生む組織とは、
『メンバーがこの組織を愛し、自分のやりたい目的・目標に向かって、みんながひとつになって全力で仕事ができる環境をつくる!』
ということになります。
従って、私はそのことが分かってからは手っ取り早く得たい成果、つまり生産性や売上、利益向上策を考える前に、
〇 現状の組織がうまくいっているか?
〇 組織の課題は何か?
〇 メンバーが最大限のパフォーマンスを発揮して生産性を向上させる為に組織に何が必要か?
をまず考え、そこから手をつけることにしました。
すると、今までは手っ取り早く「得たい成果」に直接アプローチするアクションを実行していたのに比べて、組織力を高める施策を最初に実行した時のほうが数倍もの成果が上がることが実証されました。
考えてみれば当たり前で、組織の課題山積の中で、メンバーのやる気もモチベーションも上がらない中で会社側が決めた得たい成果を求められてもメンバーが頑張れるはずがありません。
もうひとつ事例を挙げると、あるレストランでサービス向上のプロジェクトをサポートさせていただいたことがありました。
その時に、この組織の課題をヒアリングした結果、
「メンバー全員がこの店を愛せていない」という課題が挙がりました。
そもそも、メンバーがこの店を愛せていないのに、経営者から求められるサービス向上を果たせるわけがありません。
このレストランにおいても、まずはメンバーがこの店を好きになる施策を考え、実行することで、翌年、予算達成並びに、口コミ評価の向上、経営者の求めるサービス向上の成果を果たすことができました。
従って、このような組織力を高めることは、
〇 メンバーのやる気やロイヤリティを高めて生産性を上げる
〇 メンバーが辞めない組織をつくることで安定した組織運営ができる
〇 メンバーがイキイキしているとお客様にも伝わり顧客満足度が上がる
〇 メンバーが社内での消耗戦ではなく、目的・目標に向けて最大限の力が発揮される
ことに繋がり、最終的に売上・利益・生産性の向上、つまり収益を最大化する上で最も効果的な戦略であり、企業戦略の残された伸びしろ戦略となります。
◆組織を疲弊させる3つの要因
➀ 職場環境
職場環境によって従業員のパフォーマンスは大きく変わります。
例えば職場のメンバー同士の人間関係が悪く、組織の雰囲気が暗く、ムードの悪い職場でメンバーの心からのやる気を引き出すことは困難といえます。
従って職場環境の課題を解決し、お客様を向いて全力で仕事ができる環境を作ることが重要です。
➁ リーダーによるマネジメント特性
組織においてリーダーの行動は組織に大きな影響を与えます。
「部下を信じない」、「責任を取らずに部下を責める」、「聞く耳を持たない」、「機嫌不機嫌で仕事をする」等、リーダーの日々のマネジメントにより、自滅していった組織を私は沢山見てきました。
それ程リーダーの普段の言動・態度・心掛けは重要であり、それが組織に良い影響も悪い影響も与えるという自覚を持つ必要があります。
➂ 企業風土
企業の風土によっても組織力に大きな影響を及ぼします。
例えば「情報共有されない」「他部署との壁が高い」「現場の事を考慮せずに意思決定される」
「お客様を見ずに社長を見て仕事をしている」等、企業風土が組織や従業員を疲弊させる大きな原因になっています。
このように、経営者の知らないところで従業員が思うような力を発揮できずにやる気やモチベーションの減退に追い込んでいるケースが多く、逆に言えばこのような組織運営を見直し、課題解決することで組織力が向上し収益の最大化をもたらします。
◆組織力向上マネジメント構築セミナー概要
1.何故、いま組織力を強化すべきか?
・組織力向上が求められる時代背景
・現状の企業が取り組む組織力強化策
・ホスピタリティを組織運用に生かす
2.組織力の最大化を阻むマネジメント要素
・部下の可能性にフタをするマネジメント要素
・協働による「シナジーを生む組織」と「疲弊する組織の違い」
・メンバーがやる気を最大化する環境設定
3.組織力・生産性を最大化する4大戦略
・リーダーの組織力を高めるマネジメント力強化
・メンバーの力を最大化する職場環境の整備
・メンバーの戦力化・成長促進
・メンバーが達成したくなる目的・目標必達のPDCA化
4.組織がひとつになるスキームを構築する
・自組織の分析ワーク
・あるべき組織像の設定
・組織の課題解決方法とは
日程:毎月開催!下記日程をご参照ください。
時間:3時間
場所:弊社東京オフィス(目黒区三田)
対象:経営者・経営幹部・管理職・人事教育担当者様
受講料:1万円(税込)
◆こんな方にオススメ
・従業員、組織の生産性を向上させたい。
・収益を最大化する新しい戦略を模索している。
・従業員が辞めない、離職率の低い会社(職場)にしたい。
・従業員の自発性や主体性を引き出したい。
・従業員がこの会社に入って良かったと思える会社(組織)にしたい。
◆セミナー受講者の声
【某住宅メーカー社長】
仕事の業績を伸ばすには、商品や価格、競合対策を考えるよりも、仕事における職場環境、人間関係をつくることが一番大切であることが理論的に理解できて本当に良かった。スタッフ全員で「目指したい目標」をつくり、それに向けて社内がひとつになるスキームを構築することが企業経営の全てと言っても過言ではなく、その為にすべきことが明確になった。今まで生産性を上げる=効率化をすることばばりを考えていたが、社員のやる気やロイヤリティを高め、本人の自発性や主体性を引き出すことが真の生産性の向上であり、それが、社員、お客様にとって幸せを導く為の生産性向上の本質であることが分かった。明日から取り組んでいきたい。
【某映像会社幹部】
今までは、顧客やクライアントに如何に満足していただけるかしか考えていなかった。社外だけでなく、社内の環境がすべての仕事において重要で、それが職場内のメンバーのやる気や生産性に繋がることがよく分かった。自組織の分析ワークにより社内の共有が圧倒的に不足していることを実感したので、まずはできることから取り組んでいきます。
【某ホテル支配人】
職場によって「疲弊する組織」と「シナジーを生む組織」があり、シナジーを生む組織は「職場の安全欲求が満たされている」という話しが印象的でした。普段、当たり前のように職場は安全であると理解していましたが、組織内のお互いの尊重や思いやり、良好な人間関係や組織の風通し等自分の職場でも至らない部分が沢山見つかり、その安全欲求を乗り越えてはじめて、スタッフのモチベーションが最大化し、会社へのロイヤリティが芽生えてスタッフひとりひとりが十分力を発揮できる環境が作られ、組織力の最大化、相乗効果が得られる組織になることが理解できました。まず、企業の土台である組織環境を整えていきます。
【大手通信会社幹部】
目標ありきではなく部下の安全欲求を満たして初めてスタッフのやりがいや目標達成に繋がることが分かった。部下を生かす上で大切なのは「人の為=自分の為」という貢献に対する考えであり、それにはメンバーひとりひとりの日々の行動が重要であることが理解できた。
【保険代理店社長】
セミナーを受講し、社員全員が同じベクトルを向いて仕事をしていくことの難しさ、大切さが改めて分かった。常に社員に興味を持ち続けること、上司である自分達から問いかけることが重要であることが理解できた。会社の目指すべきこと、社長である自分が社員みんなに明確に示すこと、役割の明確化、社員に寄り添うことを実践していきたい。
◆事例紹介
◆組織力向上マネジメントセミナー日程
セミナーは個別のフィードバックを重視することから少人数制となっております。
お申込みは今すぐ、下記からお願いいたします。
2019年7月19日(金)組織力向上マネジメント構築セミナー【東京開催】(終了)
2019年8月23日(金)組織力向上マネジメント構築セミナー【東京開催】(終了)
2019年9月27日(金)組織力向上マネジメント構築セミナー【東京開催】(受付中)
2019年10月25日(金)組織力向上マネジメント構築セミナー【東京開催】(受付中)
2019年11月29日(金)組織力向上マネジメント構築セミナー【東京開催】(受付開始)
◆ 講師紹介
1969年1月12日生まれ
大学卒業後、新卒でホテルのオープニングを経験し、以降17年間ホテルマンとして現場でホスピタリティを体現。
ホテルマン時代には、ベルマン、フロント、販売、バンケット、企画、宴会予約、ウェディングなど様々なセクションを経験し、業務改革のプロジェクトにも多数関わった。
2005年にホテルの業務改革プロジェクトのリーダーを務め、ウェディング部門においてハード・ソフト両面で改革し、2005年日本のホテルウェディング売上増部門では帝国ホテルを抜いて全国第1位となり、地方ホテルとしては異例の日本一を実現した。
その経験を生かしてホスピタリティこそサービス業の核心だと実感し、2008年にザ・ホスピタリティチーム株式会社を開業。
顧客にホスピタリティを提供するには、社内にホスピタリティが醸成されていなければ良いサービスも、心からの笑顔も提供できない。
ホスピタリティチームを構築することでスタッフの輝きが生まれ、目的・目標に向かってチームが一丸となり、自主的、自発性、一体感、達成感を増幅させて成果を導く組織力強化のスペシャリスト
今までホテル、ウェディング施設、トリマー業界、ドレスショップ、旅館、病院、介護施設等100社以上の経験と実績を持ち、コンサルタントとしても2012年京都のあるホテルのプロジェクトで日本一に導いている。
■日本ホスピタリティ推進協会(JHMA)認定
ホスピタリティ・コーディネータ(認定No. HC 00372)
主催:ザ・ホスピタリティチーム株式会社
東京オフィス
〒153-0062
東京都目黒区三田2-12-5COMBO HOUSE
TEL:03-5860-8164
松本オフィス・信州まつもと研修センター
〒390-0852
長野県松本市島立860-1-202
0263-50-8801